


小山田 僕にとっての布袋さんのイメージって、もちろんギタリストとしてがいちばん強いんですが、 それ以外には明確なキャラクターと言うか。テレビに出てるとつい観ちゃうんですよね(笑)。
布袋 たしかに、あまり“ギタリスト然”としたギタリストではないかもしれませんね。ま、ここまで来ちゃうと王道になったかもしれないけど。 けど小山田くんも、ある意味明確なキャラクターだよね(笑)。何をやってもインテリジェンスな薫りがして、なんだか羨ましいですよ(笑)。 でも小山田くんは、ギターを持ってるときはけっこうアグレッシブな印象だよね。 そしてそのブーストしている自分を、クールに再構築していくようなギタリストに見えますね。
小山田 布袋さんが好きだったニューウェーブの感覚とか、僕の中にも共通するものは感じますね。 でも、僕の高校時代ってBOØWYがとても流行っていたんですが、僕はあまり聴いてなくて(笑)。
布袋 そんな感じがしますよ(笑)。
小山田 そんな僕でも(笑)、デンマークのフェスに布袋さんがお出になったときに、じつは最前列で観てるんですよ(笑)。 観客が熱狂的で、やっぱりギターの音が凄いなあ、というのが印象に残ってますね。僕はたまたま同じ日に別のステージに出演していて。
布袋 我々のちゃんとした出会いっていうのは比較的最近ですよね?
小山田 プラスティックスのライブに布袋さんがゲストで出られたときに僕がそのオープニングアクトをやっていたという。
布袋 小山田くんには今回、かなり早い段階からオファーをしていて、僕ら側から“BATTLE~をやらないか?”って持ちかけて。
小山田 最初凄い悩んだんですよ、「BATTLE~」かあって(笑)。 でもプラスティックスのときに布袋さんとお会いして、なんか布袋さんが夢を見たって話をしてくれて、その内容っていうのが、 布袋さんが一生懸命ギターを弾いているところに僕が出てきて、布袋さんのギターのチューニングをメチャクチャにするっていう(笑)。 それをヒントにして、布袋さんのギタートラックを変調したり元のメロディーをいじって編集したりして楽曲を構築するのは面白いかなって考えはじめて。 ですから布袋さんが見た夢が出発点になって今回のようなアプローチになったんですよ。
布袋 解せました(笑)。 とにかく最初に聴いたときは、開いた口がふさがりませんでしたね(笑)。


小山田圭吾
(CORNELIUS)
小山田圭吾によるソロユニット。1991年のフリッパーズ・ギター解散後、1993年からCORNELIUSとして活動を開始。 1997年の3rdアルバム「FANTASMA」、4thアルバム「POINT」は世界21ヵ国でリリースされ、バンド「The Cornelius Group」を率いてワールドツアーを行うなどグローバルな活動を展開。 2006年のアルバム「Sensuous」発売に伴う映像作品集「Sensurround + B-sides」は米国「第51回グラミー賞」最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にノミネートされた。 現在、自身の活動以外にも国内外多数のアーティストとのコラボレーションやリミックス、プロデュースなど幅広いフィールドで活動を続けている。