犬と暮らす者として、今回の地震や津波、原発事故によって
飼い主や行き場を失った動物たちのことが心配でならない。
僕の母は阪神淡路大震災で飼い主を失った犬を2匹引き取った。
残念ながらカズという一匹は昨年亡くなってしまったが、アンディは今も母と暮らしている。
優しく穏やかで美しい顔立ちのアンディ。
静かな犬ででワンとも吠えない。
まるで何かを悟ったかのような深い眼差しで、いつも母を見つめている。
災害時においては、もちろん人命第一。
しかし動物と暮らす人にとっては、彼らは間違いなく大切な家族の一員だ。
動物愛護団体によって救済活動も進んでいるようだが色々制約もあると聞く。
被災した人々の安全はもちろんのこと、一匹でも多くの動物たちにも
平穏な営みがもたらされることを切に願う。
東北大震災以前から、毎年約50万頭の犬猫が行政施設に持ち込まれ
殺処分を受けているという残酷な現実は大きな社会問題となっている。
このたびの震災によって、あらためて命の尊さを痛切に知った私たちは
世界で起きている様々な問題に目を背けることなく
改善に向けてのアクションを起こさなければならない。
余震が続き、国民全員が不安な毎日を送っています。
そして今日も復興に向け全力で戦ってるいる皆さんがいます。
犠牲者の方々の為にも悲しみだけではなく、
生きるという事の喜びと有り難さを学びとらなければ。
小さくもいい。
自分に出来る事を一生懸命に。