BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

  • babylon standard
  • my space
  • hotei mobile
  • beat crazy
  • the principle of beat

2012年5月アーカイブ

英国への移住発表後、たくさんの方々から温かい応援メッセージをいただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございます。

先日、いつものように愛犬ルーリーとの早朝の公園に散歩にでかけた時のこと。
数年間「おはようございます」と朝の挨拶を交わし合った清掃係の男性が
「イギリスに移られるんですって?淋しくなりますねぇ」とお声がけくださった。
「ワンちゃんは外国生活に馴染めますかねぇ?」と訊かれ
「彼女はまだ英語で1までしか数えられないんです」と答えたら笑ってらした。

長年通わせていただいている日本料理のお店では大将とおかみさんが
「寂しくなるねぇ。帰ってきた時はまたお顔を見せて下さいよ!」
と優しい言葉をかけて下さる。
その横ですっかり立派になられた息子さんが「いつでも待ってますから!」と頼もしい笑顔を送ってくれる。
何気ない日常の中に、多くの心温まる人々との繋がりがあることにあらためて知るたびに
いつもの風景が、そしていつもの何気ない会話がたまらなく愛しく思える今日この頃です。

しかしながら前回のブログでも書いた通り、居は移すものの、日本での活動は今まで通り精力的に行うつもりです。
なんだか帰りづらい感じになってきた?まだ居たの?とか(笑)
どうぞ皆様、今後も今まで同様、よろしくお願い致しますね。

前回のブログでは『夢』についてお話ししました。
今まで、たくさんの夢を叶えてきた。
その中のひとつに憧れのロックスター、DAVID BOWIEとの共演があります。
共演と言っても、幸運なことにジャパンツアーの武道館公演の前座をやらしてもらうチャンスをいただき、
長年の想い余ってDAVIDさんへ「一緒に演らせてくれませんか?」とお願いの手紙を渡した翌日の楽屋で
「HOTEIさん!今夜はどの曲を一緒に演ろうか?」
そう、寛大な彼は僕の夢を叶えて下さったのです。
1996年6月5日、日本武道館。
その日のことを僕は一生忘れません。

先日発売された200冊限定の写真集
『鋤田正義×DAVID BOWIE/SPEED OF LIFE』 http://www.genesis-publications.com/
に、その日武道館の楽屋で撮影された僕とDAVIDさんの写真が掲載されているとのこと。
まだ入手していませんが、これもまた夢のような出来事です。
僕の夢を作品という形で永遠に残してくださった鋤田さんに心から感謝いたします。


w:david.jpg
                                                                            (PHOTO by 鋤田正義)

そして、あれから16年。

2012年の6月18日、19日、場所は同じく武道館。

またひとつの夢が叶います。

そう、オーケストラとのライブです!


参加してくれるミュージシャンが決定しました!

ドラム Ian Thomas(イアン・トーマス)。
ERIC CLAPTONやSTING他、英国のスーパースター達が信頼を寄せる名セッションプレイヤーです。

ベースには Jerry Meehan(ジェリー・ミーハン)。
2010年のフジロックで共演したROXY MUSICのサポートメンバー。
彼もまた数々のアーチストとのコラボレーションで英国の音楽シーンには欠かせないベーシスト。

日本からはプログラマーとして岸利至くんが参加してくれます。
オーケストラとバンド、そしてコンピューターのモダンなサウンドが融合します。

このコンサートに賭ける意気込みは、下記のインタビューをお読み下さい。
「布袋寅泰/オーケストラと共演するスーパーライブについて語る!」
http://music.emtg.jp/special/201205015050c9ebb

ロックロール VS オーケストラ!

開演日が迫ってまいりました!


チケットは下記までお問い合わせ下さい。

多くの皆さんのご来場を、オーケストラと共にお待ちしています!


[問合せ]
トゥモローハウス
TEL : 03-5456-9155

[プレイガイド]

【チケットぴあ】
0570-02-9999

【ローソンチケット】
0570-084-003

【イープラス】
http://eplus.jp(PC・mobile)


2012年5月 8日

* LIFE IS CHALLENGE

ずっと夢を追いかけて生きてきました。

ロックと出会い、ギターと出会ったその時から僕を支え続けてくれたのは
「いつか必ず夢を叶えてみせる」という固い信念でした。
夢を追えばこそ、どんな苦難をも乗り越えてこれた。
そして本年50歳を迎えた今もなお、その夢は僕を奮い立たせて止まないのです。

それは世界への夢

2012年、夏。

居を英国に移すことを決心しました。

活動30周年を期に歌い奏でた「Dreamin'」。
20代はじめに「自分は自分らしく、堂々と夢を追い続けたい」という思いを込めて作った曲です。
「OH Yeh I'm only Dreamin' I'm only Dreamin' for me」
その一節をオーディエンスと心重ねて歌うたびに
「夢をあきらめてはいないか?」と胸に問う自分がいました。
そして最後の「I'm only Dreamin' for you!」とシャウトするとき
「夢こそすべて」と、誰かに伝えていくことこそが自分に与えられた使命だと
改めて確信し、強く胸に誓ったのです。

 幼い頃、書斎で地球儀を指で回しながら、今は亡き父は言いました。
「寅泰くん。世界は広いんだぞ」と。
そして今、成長した我が娘に伝えたいこともまた同じ。
「世界は広いんだよ」という一言に尽きるのです。

七つの海を越え夢を追いかけていた偉人たちにはほど遠いながらも
自分も夢追う人の一人でありたい。
30年という長い滑走路は、今まさに翔ぶためにあったのだと信じています。
 
6月の日本武道館「GUITAR × SYMPHONY」公演は、生涯忘れられないライブとなることでしょう。
旅立つ前に沢山の皆さんと最高の思い出を共有できることを、心から幸せに思います。
その後日本を離れますが、今まで同様、いや、今まで以上に
日本での活動も充実させていくつもりです。
 
そして!
12月18日にはLONDON「Roundhouse」でのライブが決定しました。
ロックの発祥の地ロンドンで、一から腕試しをしたいと思います。
ロンドンの皆さん、どうぞお楽しみに。
 
伝えたいことをすべて言葉で表わすことはできませんが、
そのすべてを今後の活動を通じて皆さんにお伝えしたいと思っています。
 
LIFE IS CHALLENGE

そう。人生は挑戦です。
50歳からのスタートをどうか温かく見守ってくださいますように。
 
わがままを受け入れてくれたスタッフ、関係者の皆さん、
そして愛すべき家族に心から感謝しています。
 
そしてファンの皆さん、今まで本当にありがとう。
そしてこれからも末永く、よろしくお願いします。
 
布袋寅泰


OK LONDON.jpg


LIFE IS CHALLENGE


I've been chasing my dreams throughout my life.

Since the day I was fascinated by rock music and the magic of guitar,
 I've been always motivated by a belief "someday, I'll make my dreams come true".
With its determination, I could get over with many situations I've faced in quest for the dreams.
At the age of 50, I'm again motivated by the dream and just can't let it go.

It is the dream to get into "the world".
In summer 2012, I am going to relocate to the United Kingdom.

"Dreamin' " was one of the songs I've performed at my 30th anniversary tour.
It was originally written when I was in my early 20s', to encourage the emotion,
 "to be one's self, keep chasing the dream with pride".
Every time I refrained with the audience,
"OH yeh I'm only Dreamin'  I'm only Dreamin' for me",
I was asking myself "have I been chasing the dream lately?".
Also when I shouted at the end of the chorus, "I'm only Dreamin' for you!",
 I have realized that I'm standing in front of the audience to appeal
"dreaming with pride is so precious".
It has been kept in my heart as a promise.
     
When I was a kid, my father who've already passed away used to show me a globe
in his study and said "Tomoyasu, the world is much bigger than you think".
Now being a father, I want to tell my daughter the same thing,
"the world is much bigger than you could ever imagine".

It was said great men sailed away the seven seas to chase
their dreams in ancient times.
I know I'm not a great man, but at least I want to be a dreamer.
I believe last three decades was to build a runway for me to take off now.

Upcoming "GUITAR × SYMPHONY" concert at Budokan in June will definitely be
an unforgettable show in my life, and I'm so honored to be able to share
the greatest memory with many of you in prior to my departure.
I will leave Japan after this concert, but I promise to keep in touch with
my dearest fans in every possible way.

On December 18th, the show at "Roundhouse" in London has also been scheduled.
I am going to enjoy the show at the birth of rock music as a new artist
with hidden confidence.
I look forward to meeting with many Londoners at the venue.

I just can't say enough how I feel, but I will express it through my music in the future.

LIFE IS CHALLENGE

I'd appreciate if you could watch over my departure at the age of 50,
and thank you for all my staff, the parties concerned and
my beloved family who accept my will.

To all my fans, I really thank you for your support and we'll keep in touch!


All the best,

Tomoyasu Hotei