プロミス聞きました。僕は南三陸町の高校生です。
この歌は被災者の人の気持ちが詰まった歌だと思いました。
たくさんのものを失ったけれど、勇気づけてもらえる歌です。
今度僕たちはゴールドコーストでマラソンを走ります。
ずっと出来なかった一生懸命をここへぶつけてきます。
みんなのためにも一生懸命完走してきます!
僕らを含めたくさんの人への勇気をありがとうございます。
オーストラリアで、新しい風を追いかけてきます!
応援よろしくお願いします。」
南三陸町からオーストラリアのゴールドコースト・マラソンにチャレンジした中高生3人組から
JustGivingの梶川さんからを通じていただいたメールだ。
震災後、自分の無力さに胸が張り裂けそうになったあの日々。
たった一日だったけど、お手伝いに伺ったあの町で見たあの風景。
時が止まったように動けなくなり、ただただ立ち尽くすしかなかった自分...。
その時「ミュージシャンとして自分が何を出来るだろう?」などと考えることすらできなかった。
メッセージを送るには勇気が必要だ。
答えがないのが人生だからだ。
だけどどんな時でも私たちは前を向いて生きる道を選ばなければならない。
そこに命がある限り。
生きるべきだと思う。
そんな中、自分に問いかけるように作り上げた「PROMISE」が
誰かの心に風を送れた、と知り、僕は本当に嬉しかった。
この曲を作って良かった、と思った。
とてつもない震災のショックから夢に向けて走り出し
見事にゴールを果たし帰国したばかりの三浦壮馬くん、三浦泰門くん、和泉翔太くんと会った。
蒸し暑い東京の熱気と人混みに困惑した様子を見せながらも
彼らの笑顔は清々しい太陽そのものだった。
はにかみながら、そして誇らしそうに、自分達が選んだ夢を叶えた喜びを語ってくれた。
僕は彼らから元気をもらった。
元気は伝染する。
元気な人を目の前にすると、人は元気になれる。
だから「元気出して!」という前に、自分が元気でなければならない。
それはなかなか難しいことだけど、ひとこと言えるのは
「夢を追いかけている人は元気だ」
ということ。
夢はバトンとなり、人から人へと受け継がれる。
みんなきっと見えないバトンを手にしているのだと思う。
成功や、順位や、ゴールだけではなく、そのバトンを持った人は皆、
夢追い人になれるのだ。
今日、僕は彼らに新しい夢をもらった。
一歩前に踏む出す勇気が、どんなに力強く人々の心に光を与えるか。
少年達は僕にバトンを渡しに会いにきてくれたのだ。
だから僕は彼らに「おつかれさま」のかわりに
「ありがとう」と言った。
最後に彼らにバトンを差し出した藤原宣也さん。
あなたも本当に素晴らしい!
ありがとう!