とある日。

渡辺貞夫さんから
「僕の母校の宇都宮工業高校の校歌を作ってくれませんか？」
と御連絡をいただき、それはそれは驚いて
「本当に僕でいいんですか？」と恐縮するも
「布袋さんがいいんだ」と仰る。
校歌など作った事もなく、さてどんな曲にしようと思い巡らせば
「作詞をお願いしたい」とのこと。
これは一大事！
僕の母校ではなく、ナベサダさんの母校だ。
しかしこれも大先輩から与えていただいた学びのチャンス、と受け止めお引き受けさせていただいた。
栃木、そして宇都宮の空や風を思い浮かべながら
生徒の皆さんが心を合わせて歌える言葉を選び、出来上がったのがこの『無限大』という詩。


『無限大』


真っ白な画用紙に夢を描け
感じるがまま　そう自由に

答えは一つかもしれないけど
探し方は　一つじゃない

小さな閃きを重ね合って
無限大の勇気　手に入れよう
　　
いつかは必ず　夢は叶う
信じればこそ　明日がある


真っ白な心に夢を抱け
風のように　そう自由に

時には迷うかもしれないけど
冒険者は　一人じゃない

静かな情熱を燃やし続け
無限大の未来　創りだそう　

いつかは必ず　夢は叶う
信じればこそ　明日がある


まもなく来たる桜の季節にこの歌が、宇都宮工業高校の生徒の皆さん、教師の皆さん、そしてO.B.の皆さんの心に
新しい風を感じてもらえたらいいな、と願っています。

渡辺貞夫さん。
貴重な経験を与えてくださって、本当にありがとうございました。

母校がもう一つ、増えたような心境です！