昨日の朝日新聞の夕刊に
ブライアン・フェリーのインタビュー(?)が掲載されていた。
ブライアン・イーノが参加した新作が本当に楽しみだ。
相変わらずダンディなフェリーさん。
あのニットタイは絶対わざとねじって締めている!
真似しますね、必ず。
タイミングを合わせたかのようにアンディ・マッケイからメールが届く。
家族全員のコンピューターのデスクトップに京都旅行の写真が貼られているとのこと。
彼らの思い出の端っこにでも参加できたなら本当に嬉しいことだ。
ツアーが続いているロキシー。
ドラムのポール・トンプソンが体調が思わしくなく代わりにアンディニューマークが参加しているとのこと。
今井美樹の『PRIDE』というアルバムはバルバドス島でレコーディングされた。
そのときのドラマーがアンディー・ニューマークだった。
チャーリー・ワッツを彷彿とさせるダンディなアンディ。
(かなりの変人ではあるが...)
クリックを使わないレコーディングであった。
(アンディ曰く、「俺がクリックだ!」)
普段クリックを使ったレコーディングではイントロの前に2小節くらいのカウント・クリックがあり
それに合わせて演奏がスタートする。
しかしアンディは2小節どころか1分くらいハイハットでテンポを刻み、バンド全員がそのテンポに気持ちが合った瞬間に「1、2,1234」とカウントを入れるのだった。
もちろん曲の出だしの一音目からバンドはグルーヴしている。
素敵なレコーディングだった。
打ち合わせの為事務所に向かう途中写真家の
ハービー山口にバッタリ遭遇。
近くで個展を開いているので是非ということで、終了後早速伺った。
物語が聞こえてくるような美しいモノクロの写真が配列される中、懐かしい写真が2枚展示されていた。
ロンドンでギタリズムをレコーディングしている最中、仲間と出かけた「ライムライト」というディスコにいた女性のショット。
そしてもう一枚はBOφWYがベルリンでレコーディングしたとき、当時まだ東と西を隔てていたベルリンの壁の前で
「私の家族と会わせてください」
と書かれたプラカードを下げた少女の写真。
優れた写真家は特別な瞬間に出会う才能を持っている。
いや、すべての瞬間は特別であることに気づかぬ私たちに、時間を止めてタイムスリップさせ、その美しさに気づかせてくれるのが優れた写真家だ。
ハービーはギタリズムの英詩を担当してくれた。
その中の1曲『グロリアスデイズ』の主人公の彼女はハービーの昔の恋人。
次なる展覧会ではその彼女の写真が展示されるらしい。
ギタリズムファンよ、必ず行くべし。
久しぶりにビーチへドライブ。
高速でBMWにからまれる。
急に前に来たり後ろに来てパッシングしたり、追い越そうとすると急にスピードを上げたり。
喧嘩は買ったほうが負け、ということですから減速して退散。
というかヘタにスピードの車に乗っていなくて良かったかも。
スロードライブに勝る者なし。スピードはステージで味わいます。
ベントレーの頃は前にも後ろにも何故か必要以上の車間距離が空いていたけれど(笑)。
趣味は変わるもので、最近は地味な車ばかりに興味が湧く。
小さな車にも乗りたいな。
俺が乗るとどれも小さいか。
本当に久しぶりのビーチハウス。
お隣さんから「庭がスゴいことになっているわよ!」と聞いていたので恐る恐る門を開ける。
もはや庭ではなく「森」だ!
家中にモップをかけ、よしいくぞ!と自慢の愛機を取り出す。
ガソリンを注ぎスターターのロープを引っ張るも、なかなかエンジンがかからず。
結局100回くらい引っ張ってその時点で汗びっしょりだ。
芝生の領域に侵入す我が者顔の強敵どもをなぎ倒し、ご覧のとおりスッキリと。
ここで提案。
千葉の布袋ファンの造園業の君。一緒汗を流さないかい?(ニヤリ)
今日の一言「草刈りはスポーツだ」風に乗って祭り囃子が聞こえてくる。
音を辿ってみると近所の神社で獅子舞が始まっている。
小さな女の子が話しかけてくる
「お父さんが大ファンで家にたくさーんホテイさんのCDがあります!」
ルーリーを見て「かわいい!!!」と満面の笑顔。ヨシヨシと撫でてくれた。
10メートル先から道を避け、すれ違い様に「怖い怖いねぇ」と呟く東京のマダムとは大違い。
田舎はいいなぁ。
ルーリーと海辺の散歩。
ルーリーが、空が、海が、波が、風が、夕焼けが...美しすぎる。
この色は...!
Stina Nordenstamの『Memories of a Color』だ。
(絶対持っていなければいけない名盤です)
海で聴きたい音は全部ここに持ってきた。。
早速CDをかける。
独りの食事は寂しいが「えいっ!」とスパークリングワインを開ける。
開いた窓から波の音に交じって鈴虫の声が聞こえる。
さようなら。
思い出の、夏。