間にマンスリーのリハーサルと本番を挟んだので、体力的に多少キツかったが、
メンバーも違うし演奏曲も違うのでどちらも新鮮な気持ちでプレイできた。
池畑さんと達也くんは「日本が誇る最高のロックンロール・ドラマー」であることに間違いない。
二人ともドラムキットがぶっ壊れるくらいパワフルなドラマーである。
ギタリストにとって「ドラマー」は非常に大切な存在。
いや、ロックにとって「BEAT」は肝心要の絶対的なものであって、ドラムが悪いバンドはダメだ。
小手先のテクニックは一丁前で小難しいフレーズをいくら叩けても、踊りだしたくなるような8ビートを叩けるドラマーは本当に数少ない。
二人のケンカ太鼓とも呼びたくなるような男気溢れるプレイ。
ギラリと見据える視線と躍動する筋肉は男の俺から見ても惚れ惚れするほどセクシーだ。
野性で勝負のドラマーとは対照的に、ベーシストは寡黙でなければいけない。
ビートとビートの狭間のすべてを包み込むような包容力と洞察力がなければ勤まらない。
井上君のベースは本当に歌いやすい。
佐野さんや桑田さんや福山君を始めとする多くのシンガーが彼を離さないのも当然だ。
そしてTOKIEちゃんはあの飄々とした感じがいい。
達也君が暴走できるのも、TOKIEちゃんの母のような眼差しと包容力があってこそ。
美貌に隠された強い信念はブレルことなく、いつも男どもを自由にしてくれる頼れる存在なのだ。
(デートに誘ってもいつもはぐらかされるけどね;)
こんな素敵な仲間たちとビートを交わしたこの夏は、猛暑、酷暑と共に思い出に残る夏となった。
皆さん、本当にありがとう。
また必ずやりましょう!
(写真はすべてリキッドルームより BY 山本倫子さん)
大阪に前日入りしてサントリーミュージアムのIMAXシアターで『HUBBLE 3D/ハッブル宇宙天望鏡』を観た。
まるで本当に宇宙遊泳しているかのようなリアリティ!
宇宙の無限な大きさに打ちのめされながらも、そのあまりの美しさに涙が止まらない。
10月1日まで上映とのこと。
是非皆さんもご覧になってください。これを観る為だけにでも大阪に行くべきです!
感動を約束します!
予告編で観た『ゴッホ・天才の絵筆』も、もの凄く面白そう。
あの迫力の大画面はクセになりますね。
そしてギャラリ−では『印象派とモダンアート展』を鑑賞。
以前はシュールリアリスムやポップ、インパクトとアタックのある芸術絵画が好きでしたが
今回はあらためて印象派の作品群の持つ静かながらも力強い世界に時を忘れ見入りました。
最近は音楽、文学、映画、食、車、服、その他すべてにおいて、
インパクトより奥行きを求めるようになってきたような気がします。
年齢を重ね、ようやくものごとの表面の部分だけではなく、
物語や理由、意思や行方などを感じ取れるようになってきたのかもしれません。
思えばすべて「知ってるつもり」のものばかり。
もう一度すべてを復習する必要があるかもしれませんね。
その夜、美味しいビストロのマスターに紹介され、川口鉱平さんという画家と出会いました。
その素晴らしい才能が世界に認められる日も遠くないことでしょう。
いつか僕のギターを描いてもらう約束をしました。
楽しみです。
さて、子供たちの夏休みも終わりますね。
このままずーっと夏休みだったらいいのに...。
と言ったのは娘ではなく、私です。
玉切れだ。
また少し腕を休めないとね。