高崎駅の東口の変わりようにはビックリ。
それはそのはず、故郷を飛び出してからもう30余年という長い月日が過ぎたのですから。
新幹線が出来る前の話です。
ラジオでは幼少時代の話から、初めてギターを手にしたときの感触、
バンド時代のエピソードや、初恋話まで、ゆったり楽しく、そして懐かしくお話しました。
オンエアをお楽しみに。
会場の皆さんとも記念撮影。
終了後の楽屋では新島学園時代の恩師、三宅豊先生と30数年振りの再会。
あの頃とお変わりなくお元気そうで、とても嬉しかった。
「あの当時、先生はおいくつだったんですか?」と聞くと
「22歳でした。先生というより、兄のような気持ちでした」と笑顔で答えてくださいました。
師はいつまでも師であり、そして兄はいつまでも兄。
どうぞいつまでもお元気でいらしてくださいね。
自慢の生徒にはほど遠いですが、自慢の弟くらいにはいさせていただけるよう頑張ります。
思い出は時と共に育まれてゆくもの。
いつか昔の仲間たちと、ゆっくりと思い出話に花を咲かせたい。
宮崎に口蹄疫が発生したとき、もしこのような問題が自分の故郷で起こっていたら自分はどうするだろう?と考えました。
父と母がいなければ、自分の命はここにないように、それぞれの心に故郷がある。
今までは自分の為ばかりに、わがまま放題に生きてきたけど、
これからは少しずつ、今まで自分を支えてくれた人や故郷に、恩返しをしていきたい。
帰りの新幹線。
窓に広がる田園風景の遠く向こうに、大きな大きな虹を見た。
『自分は大きなストーリーの中にいる』と感じた。
美しく、愛おしい瞬間だった。