「オー ギャマン ド トキオ」のシェフ木下威征さんの素晴らしい独創的なフレンチをいただきながら熱く熱く語らう。
藤巻さんは大きな声でよく話し、よく笑う。
軟弱化した草食系男子の時代を憂い、有言不実行の政治家たちを嘆き、
逆境の時代に必要なのは戦う精神だ!と叫ぶように語る。
噂通りのいい男。
お会いできて良かった。
心がピンと張る、最高に気持ちの良い時間だった。
翌日、森雪之丞さんと自宅スタジオにてロックな打ち合わせ。
キンクスを聴いたり、ギターを弾いたり。
その後「前祝い」ということでジョエル・ロブションにて魔法のようなフレンチをいただく。
一皿一皿に込められた美意識。
料理も芸術であることを改めて教えてもらう。
森田恭通くんによる大胆なインテリア・デザインは空間のみならず、流れゆく時間をも耽美に演出する。
ファースト・フードもいい。煙が立ちこめる焼き鳥屋もいい。質素な日本食こそ最高だ。
しかし、時にはこうした最高峰の味と技と美意識を味わうことも大切だ、と実感する。
そんな大人の世界を昔から僕に教えてくれる森さんに感謝。
食後、厨房に招いていただいた。(飛行機のコックピットに足を踏み入れるような高揚感)
隅々まで磨き上げられた美しい調理台や器具達。
ここもまた彼らの戦場だ。
そして、そんな中にも布袋ファンがいてくれることが本当に嬉しい。
夢のような食事を終えバーでポートと葉巻をいただいていると友人からメールが。
「銀座に来ませんか?」
白鵬さんとは初めてお会いしたが、その美しい日本語と、凛として穏やかな人柄に敬服する。
有森さんとはメールのやり取りをさせていただいているものの、お会いするのは久しぶり。
「いつもブログ見てますよー。お怪我のことも心配していました!」と有森さん。
「ブログもそろそろ終わりにしようかなぁ」と考えることもあるのだが、こんな風に言っていただくと
単なる徒然日記ではあるものの、今の自分が考えたり感じていることを発信できる大切な場だと再認識する。
カラオケは苦手で、今まで数えるほどしか歌ったことはないが、横綱の美声につられ何曲か。
最後はデュエットまでしてしまった。(恥)
久しぶりに次の場所は、あの美しき戦場へ足を運びたいと思う。
熱くて美味しい2夜でした。