BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2010年4月アーカイブ


怪我の際、多くの友人や関係者、そしてファンの皆さんから
沢山のお見舞いのメッセージやお花、贈り物をいただきました。
完治した今、本来ならすべての皆さんに御礼状や御礼の品をお返しするのが礼儀なのですが
なかなかそうもいかず...。
どうしたら皆さんに感謝の気持ちを伝えられるか考えました。



そうだ!



「感謝の気持ちをギターにのせて曲にし、皆さんにプレゼントしよう!」



そのアイデアにスタッフも全員大賛成してくれました。


自宅スタジオで一人で録音したこの曲は、決してクオリティの高いものとは言えませんが
『ありがとう』という言葉の代わりに一筆書きした音の御礼状です。



どうぞ皆さん、自由にダウンロードしてお楽しみ下さい。



もちろん無料です!




そしてすべての皆さんがこのブログを御観覧くださっているとも限らないので、
仲間や友人、そして隠れHOTEIファンの方々にも、メールやブログやTWITTER等で
このギフトのことを知らせて下さると嬉しいです。
一人でも多くの皆さんに『THANK YOU』が行き届きますように!


携帯でのダウンロードはdocomoに限られてしまいますが御了承ください。
着メロにして使ってくださいね。



Thank you, everyone!!!



Free Download 「THANK YOU」
【以下のURLよりダウンロードしてください】

[PCの方は]
http://www.hotei.com/thank_you.zip

[携帯(docomo)の方は]
http://hotei-mobile.com/comm/thankyou.xhtml

thank_you.GIF

期間は連休明けの5月12日までとさせていただきます。



hotei.jpg


hotei amp.jpg

 
2010年4月26日

* 両手で触れて愛でる

一年の中で、文句無しに気持ちいいと言える天気の日はそう多くない。
降り注ぐ太陽の光の下で愛車を磨く。

まずはアルファード。
ベントレーから乗り換えた初めての日本車。
ベントレーの後部座席からロックスターが颯爽と登場する図は悪くないが、
家族を乗せて行楽に出かけるとなると話は違う。
正直、お金持ちなら誰でも乗れる『ベントレー』になってしまったことへの、小さな抵抗心もある。
走りもテクノロジーも意匠もクオリティが高く、驚いている。
T2DFさんにお願いしてシックにドレスアップを施し、美しい仕上がりとなった。
車体面積が大きく、洗車は時間がかかる。

ALFA.jpg

次はメルセデス、AMG 63 ステーションワゴン。
とにかく速い。
今まで乗ったどのスポーツカーより速い。
ルーリーをバリケンに入れて海に出かける時はこの車。
街乗りセダンとは違い、ワゴンは荷物を積めるだけでなく、旅心をくすぐるから好きだ。
いつまでも乗りたい大好きな車。

amg2.jpg

amg1.jpg

そして最後にアストンマーチン、V8ヴァンテージ。
ポルシェ、メルセデス、ジャガー、マセラッティとスポーツカーを乗り継いでたどり着いたマイ・フェイバリット・スポーツ。
オープンカーは幌を開いて洗車することも必要だ。
その美しいディテールを磨く。
ボディの下の滑らかな湾曲や、テールのラインを撫でる。
なんともセクシーな車だ。
DB9ではなく、ヴァンテージ。
これがジャストだと思う。

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ASTON2.jpg


ドライバーにすべてを委ねていた時期は、洗車もメンテナンスも任せきりだった。
そのことを今は少し悔やんでいる。
触れて愛でることこそ、それがモノであろうと、植物であろうと、もちろん人間であろうと、心通わすベーシック。
庭の雑草は遠目から見ると苛立たしいが、それを手で摘むとなんだか愛おしく思えてくる。
ギターもまたしかり。
ただ弾くだけではなく、じっと見つめたり、そっと磨いたりするだけで、トーンが変わる。
手に心は表れるのだな、と思う。


不安定な天候が続いたが、そろそろさすがに冬物を整理できるかな?
大好きなジョン・ロブのブーツを磨く。
あれ?ジョン・ロブ3兄弟じゃなかったかな?
長男のジョドプールは何処に?
どうやら箱のなかで一冬眠らせてしまったらしい...。

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"Don't get too attached to things"

モノにはあまり執着しないほうがいい。by カール・ラガーフェルト


愛着なきモノは、ただのモノ。

大切なものをちゃんと愛でてゆこう、と誓った
太陽の休日。







2010年4月24日

* ANVILと辰吉丈一郎


各方面で絶賛されたドキュメンタリー映画「ANVIL」を、遅まきながらDVDで観た。
噂通りのいい映画だった。
30年間、夢をあきらめず追い続けるメタル・バンド。
男同士の友情、家族の愛、音楽を奏でる楽しさと苦しさが生々しく伝わる。

30年は短い時間ではない。
しかし過ぎてしまえばあっという間の時間でもある。
自分も気づけば48歳。
18歳の時に48歳の自分を想像することはできなかったけど、
あれから30年も経ったとは信じがたい。
昨日のようだ、とは言い過ぎにしても、遠い昔の記憶ではない。
人生は誰と出会うかによって大きく変わる。
バンド仲間との出会いがなければ、今の自分はいない。
家族、友情、恋、裏切り、成功、挫折、別れ...。
最中にいるときは気づかぬものの、後に振り返るとすべてが必然のようであり
「人生」と「運命」は常に並列に進んでいることを実感する。
不平不満を言っても、我々はその二つに守られ、そして常に試されている。
目の前には多くの選択肢があっても、それらはいつも2つに集約され、そのどちらかを選ぶのは自分しかいない。
間違った方を選ぶ可能性も五分と五分。
大人になれば今までの経験からリスクの少ないほうを選ぶようになる。
が、それが正しいとは限らない。

大きく変わってしまった音楽産業。
必ずしも良いものが受け入れられるわけではない。
次の世代にとってもロックはまだ夢のある世界であり続けるだろうか?
自分はこれからどうやってこの険しい時代をサバイバルしてゆけばいいのだろう?
そんなことを考え、少し憂鬱になりながらも
「いや、誰かに頼まれて音楽をやっているわけではない。
やめろと言われても俺からギターを奪ったら何が残るというんだ?
 これは自分が選んだ道。はじめから険しいと知っていながら選んだ道だろう?」

主人公の二人の傷だらけの笑顔が語るものは、どんなに上手く作られた台詞より深く清く痛い。
「人生に勝ちも負けもない」と、当たり前だけど誰にも言えない本当のことを教えてくれる。




映画を見終えたまさにその瞬間、携帯の着信音テレグラム・サムが鳴った。
ディスプレイには「辰吉丈一郎」。

「『座頭一』の試写会に行ったらプロデューサーから「布袋さんが怪我した」と聞いて、ビックリして電話しました」

「もう治っちゃったよ。幸い後遺症もなく、前よりギターが上手くなったよ(笑)。
 で、そっちはどうだい?」

「僕ももうすぐ40です。だけど、今すぐリングに呼ばれてもやれるように、毎日しっかりトレーニングしています。
任せてください!」




人生は一度きりの夢。

叶うか叶わぬか。

諦めるか諦めないか。

やるか?やらないか?


ANVILと辰吉の嬉しい偶然にのせて俺も言おう。


『やるしかない』。


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今井くんと横浜アリーナへレディ・ガガを観に行く。
感想はあえて書かないことにする。
我々のボックス席にはユーミン&松任谷さん、渋谷陽一さん、香取慎吾くんも一緒。
その他関係者席もずいぶん豪華な顔ぶれだったようです。(時の人だものね)
渋谷さんもブログやっているんですね。意外です。

東京に戻って今井くんと約束のW快気祝い。

治った右手と左手で握手。

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良かったね、兄弟。






高知の友人ミモトさんの紹介で藤巻幸夫さんと会う。
「オー ギャマン ド トキオ」のシェフ木下威征さんの素晴らしい独創的なフレンチをいただきながら熱く熱く語らう。
藤巻さんは大きな声でよく話し、よく笑う。
軟弱化した草食系男子の時代を憂い、有言不実行の政治家たちを嘆き、
逆境の時代に必要なのは戦う精神だ!と叫ぶように語る。
噂通りのいい男。
お会いできて良かった。
心がピンと張る、最高に気持ちの良い時間だった。

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翌日、森雪之丞さんと自宅スタジオにてロックな打ち合わせ。
キンクスを聴いたり、ギターを弾いたり。
その後「前祝い」ということでジョエル・ロブションにて魔法のようなフレンチをいただく。
一皿一皿に込められた美意識。
料理も芸術であることを改めて教えてもらう。
森田恭通くんによる大胆なインテリア・デザインは空間のみならず、流れゆく時間をも耽美に演出する。
ファースト・フードもいい。煙が立ちこめる焼き鳥屋もいい。質素な日本食こそ最高だ。
しかし、時にはこうした最高峰の味と技と美意識を味わうことも大切だ、と実感する。
そんな大人の世界を昔から僕に教えてくれる森さんに感謝。

食後、厨房に招いていただいた。(飛行機のコックピットに足を踏み入れるような高揚感)
隅々まで磨き上げられた美しい調理台や器具達。
ここもまた彼らの戦場だ。
そして、そんな中にも布袋ファンがいてくれることが本当に嬉しい。

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夢のような食事を終えバーでポートと葉巻をいただいていると友人からメールが。

「銀座に来ませんか?」

タクシーを飛ばし店に入ると横綱有森裕子さんが!

白鵬さんとは初めてお会いしたが、その美しい日本語と、凛として穏やかな人柄に敬服する。
有森さんとはメールのやり取りをさせていただいているものの、お会いするのは久しぶり。
「いつもブログ見てますよー。お怪我のことも心配していました!」と有森さん。
「ブログもそろそろ終わりにしようかなぁ」と考えることもあるのだが、こんな風に言っていただくと
単なる徒然日記ではあるものの、今の自分が考えたり感じていることを発信できる大切な場だと再認識する。

カラオケは苦手で、今まで数えるほどしか歌ったことはないが、横綱の美声につられ何曲か。
最後はデュエットまでしてしまった。(恥)

久しぶりに次の場所は、あの美しき戦場へ足を運びたいと思う。

HAKUHOU.jpg

熱くて美味しい2夜でした。




国際フォーラムでのジェフ・ベックを観た。。

ブルーレイやDVDどころかVIDEOすらなかった時代に聴いたJEFF BECKのアルバム。
「BLOW BY BLOW」「WIRED」というロックギターのバイブルとも呼ぶべき作品を聴きコピーしようとしても、1音たりとも同じ音が出せなかった。
同じ6弦の20数フレットの楽器を弾いているとは思えない、謎だらけの音。
マイルスの音がそうであるように、ジェフのギターは彼の肉体そのものであり、言葉以上に歌い、叫び、むせび泣く。
いつの時代も実験的なアプローチで聴く者を翻弄し、捕らえようとしてもその鋼の翼を広げ、
遠く高くへ飛び去っていってしまう。

愛くるしいタル・ウィルケンフェルドを含む前回のバンドがあまりにも素晴らしかったので、新メンバーでのライブは一体どんなものか?と期待した。
そして今回もその期待は裏切らなかったどころか、ジェフのギターは更に円熟味を増し、高らかな音を奏でた。

「Live At Ronnie Scott's Club」やYouTubeでの昔の貴重な映像等で、謎はずいぶん明かされた。
ほとんどのビブラートはフレットを押さえる左手ではなくトレモロアームによるものだ。
右手の人差し指で柔らかく上下する。
チョーキングのかわりに右手のフローティングされたブリッジをギュッと押さえて半音、1音、時には2音近く音を上げ、そのまま指をスライドさせながら目的のフレットに到達する寸前にまたアームですくいあげるように弾くことで、まるでフレットのないギターを弾いてるような音がする。
そしてもう一つ特徴的なのは、すべてのフレーズが濁りのない単音の連続だということ。
意外と気にとめて聞いている人は少ないかもしれないが、これはとても難しいこと。
2弦を弾いているときは他の5弦がミュートされていないと音は濁る。
どうしてもどこかの弦が手や指に触れてしまい、もしくは自然と発振してしまう。
彼のプレイはバイオリンのように、的確な音のみを正確に出す、とても繊細で抑圧されたものだ。
そしてギター本体のボリュームやトーンのつまみをワンフレーズずつ細かく変えるのも、彼のギターが歌う大きな理由だ。
ささやく、シャウトする、軽快にハミングする、笑ったり、泣いたり、聴こえない声だってある。
ワイルドなギタリストの印象を与えながらも、彼は世界一デリケートなギタリストでもある。

終演後楽屋でお会いすると、いきなり

「HOW DO YOU DO!(はじめまして!)」

と言われ「えー!?先日会ったのにもう忘れられちゃったの?」とがっかりするやいなや
「冗談だよ!」と笑われた。(意地悪なところがどこかのCHARさんにそっくり(笑))

「毎日取材が多くて疲れてるよ。今夜はミストーンが多かっただろう?」と彼。
「あなたのミストーンが聴けたら、それはそれで我々はラッキーです」と言ったら笑っていた。
先日の対談で話に出たマイケル・ケイメンとの「ギターコンチェルト」のCDをお渡しした。
「新作でのオーケストラとの録音は大変でしたか?僕も『ギターコンチェルト』という作品でオーケストラと共演しましたが、タイム感を把握するのが至難の技でした」
と言うと、「え?マイケルのあれ、君がやったの?俺にも一度話がきたよ!」
と驚いていたのだ。
マイケルは天の人となってしまったが、今もこうして僕に素敵な出会いをプレゼントしてくれている。

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そして昨日は美樹さんの誕生日。

武道館へCAROL KING & JAMES TAYLORを観に行った。

二人の歌声に誘われて、走馬灯のように青春の日々が蘇る。
柔らかな陽射しのようなJAMES TAYLORのシルキー・ボイス。
「GORILLA」や「IN THE POKET」、日だまりのベッドに寝そべってよく聴いたものだ。
彼のアコースティック・ギターのテクニックはまた世界屈指の域。
難しいテンションコードをサラリと美しく弾いてしまう。
複雑なアルペジオが織りなすサウンドは、天空の小川のせせらぎのようだ。
時おり覗かせるユーモラスな一面も、どことなくウディ・アレンを思わせる。
インテリジェンスに裏付けされたユーモアに勝るものなし。

そしてCAROL KING
なんてチャーミングな、可愛らしい人なんでしょう!
名盤『つづれおり』から 「It's too late」「You make me feel like a natural woman」「You've got a friend」....。
会場を埋め尽くした「大人になった少年、少女」たちはみな、
それぞれの人生をこの曲達に寄り添われ歩んできたのだろう。
ステージの二人にとっては何百、何千回と歌ってきた定番曲かもしれない。
しかしそれらは人々の心でいつまでも輝きを失うことのない大切なお守りのような曲。
自分もミュージシャンとして、自分を高めるため、自分を超えるため、に音楽を奏でているが、
布袋寅泰という人生のいくつかのポイントで、自分と向き合い、夢を託した曲たちを、
大切に抱きしめて人生のテーマソングにしてくれている人たちがいる、ということは忘れてはならないと思う。
丸くなるのではなく、磨きあげる。
そんな思いでこれからも、皆さんの人生の大切な節々を支える音楽を作っていきたい。

二つのコンサートから、計り知れない勇気をもらいました。



ディナーでそんなことを語り合いながら

「君も死ぬまで『プライド』を歌い続けてくださいね」

と美樹さんに言うと

「うん。そうだね」

とニッコリ微笑んだ頼もしいBIRTHDAY GIRLでした。

おめでとう。いつまでも元気でいてください。

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2010年4月11日

* メダリスト達

代々木に「STARS ON ICE」を観に行きました。

息をのむ瞬間の連続でした。
素晴らしかったです!

相撲や野球(松井君!さすがの活躍ですね!)、ボクシングやラグビーなど、スポーツ界の素晴らしき友人との出逢いから、
勝負の世界の努力と厳しさを、
そして音楽はもちろんのこと、バレエやダンス、オペラや歌舞伎、演劇や舞台など、芸術の世界における
卓越した感性と技によって生み出される美と感動を、
すべての体験から多くの事を感じ、学び、そして勇気をもらってきました。

そして!
初めて観る生のフィギュアは想像を超えたまさに総合芸術と呼ぶにふさわしい
すべての肉体的、芸術的要素を孕んだ、スリルに満ちた驚くべきエンターテイメントでした。

氷上のスター達が、各々の存在感を存分に発揮し、音楽を体現し、魅せる。

「ギター・コンチェルト」の出だしの音と共に小塚くんの演技が始まった瞬間、
あのメロディーを奏でた指先の記憶が生々しく蘇り、
思わず目頭が熱くなりました。

荒川静香さんの圧倒的な存在感。
安藤美姫さんの妖艶な表現力。
高橋大輔さんの火花のようなジャンプ。
浅田真央さんの妖精のような美しさ...。

すべてのスケーターの皆さんの、オリンピックや競技会での緊張感に溢れた演技とはひと味違う
自由で伸びやかで、そしてなによりスケートを愛してやまない想いが伝わるステージ。
これはヤミツキになりますね!
是非また観たい!と思う、素晴らしいショウでした。

インターバルの間、橋本聖子さんや、清水宏保さんとお会いしました。
橋本さんは美樹さんの「PRIDE」を、清水さんも僕の音楽を聴いてくれていたとのこと。
我々に勇気を与えてくれた伝説のメダリストからそういって頂けるのはとっても光栄なことです!

終演後は小塚くんを訪ね楽屋にお邪魔しました。
五輪のときも何度かメールをやりとりしましたが、彼と会うのは名古屋のバックステージ以来。
一段と逞しくなられましたね!
相変わらず穏やかで、とてもスマートな彼。
若きジェントルマンと呼ぶにふさわしい、本当に素敵な男です。

彼のお気遣いで、荒川さん、安藤さん、カート・ブラウニングさん、高橋さん、真央ちゃんにも御紹介いただき記念撮影。
スター達を目の前にして、柄にもなく緊張してしまいました!
娘の脳みそも3回転半?興奮してなかなか寝付けず(笑)。

小塚くんをはじめ、皆さんの今後の益々の御健闘、御活躍をお祈りいたします。

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(P.S. 会場を出る時、織田信成さんに
        「おつかれさまでした。初めまして、ギターの布袋です」
         と自己紹介したら、
         「あっ、スケートの織田です!」
         とナイスな言葉を返してくれました。
         愛すべきキャラクターですね。嬉しくなりました。)





本日の検査で先生から
「おめでとうございます!完全に治りました!」
と言っていただき、2ヶ月という長き治療生活にピリオドが打たれた。
大変御心配をおかけしました。
励ましの言葉も沢山かけていただいた。
あらためて皆様に心から御礼申し上げます。


先日ジョー・ボナマッサを恵比寿リキッドルームで観た。
上手いギタリストですね。
しかしボブ・ディラン・バンドでのチャーリー・セクストンのあまりにも絶妙なプレイが記憶に新しいせいか
ボナマッサさんのプレイは完璧すぎて胸に響かず。
胸ぐらを掴まれるような、魂を揺さぶられるような、そんなギタリストはそうそうお目にかかれるものではないと改めて実感。
オープニング・アクトをつとめたガールズ・ブルース・バンドの「リスペクト」の皆さん、良かったですよ。
高校生ですって?驚き。


カシミアのような柔らかく暖かな陽射しに恵まれた入学式、入園式の日。
黄色い帽子をかぶった一年生とお母さんが手をつないで歩く姿の眩しいこと!
桜もクライマックスを過ぎ、散った花先には小さな緑が芽吹いています。
爽やかな新緑の季節がやってきますね。

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公園は幼稚園となったばかりの小さくて可愛らしい子供達がいっぱい。
つい立ち止まって見守ってしまいます。

KIDS.jpg





昨日は『タイタンの戦い』のプレミアイベントに。
監督や主演のサム・ワーシントンさんの舞台挨拶もあり。
普通の試写会だと思っていたので入り口に敷かれたレッドカーペットにビックリ。

「アバター」に続いての3D映画第二弾。

TITAN.jpg

やっぱり好きだなぁ!3D。
とても楽しめました。メデューサ最高!
しかしやはり「アバター」って凄くよく出来ている、ということを改めて痛感しました。
今後なかなか「アバター」を超える作品は出てこないんじゃないかな。
と言いつつ、「アリス・イン・ワンダーランド」にはかなり期待しています。
ティム・バートン作品は2Dでもすでに3Dっぽいものね。

今後は本当に3Dがスタンダードになるのでしょう。
今年のワールドカップも3D映像化されるそうです。
もうすぐ発売される3Dテレビ楽しみですね。
「ホログラムTV」なんていうのも夢ではなさそうです、
テクノロジーの進化は止まることをしりません。


うららかな春の日にぴったりの愛聴盤はこれ。
CD.jpg
BRAD MEHLDAUの「HIGHWAY RIDER」。

室内管弦楽団とブラッド・メルドー・トリオの、とめどもなく美しい音楽。
滑らかな旋律に官能的な不協和音が絡み、桜吹雪のように空間を舞います。
ジャズファンならずとも、美しい音楽を愛する人は必聴です。
その昔キャプテン・ビーフハートの『美は乱調にあり』というアルバムが好きでよく聴きましたが、
まさしくこのアルバムも乱れるその瞬間が美しい。

鍛錬なくして型は作れず、そしてその型を内から壊してこそ表現は完成する。

時に音楽は哲学書より多くを語りかけてくれます。




インタビューをされるのは慣れているけど、する側となると緊張します。
相手がジェフ・ベックならなおさらのこと!
訊きたいことはたくさんあったけど、自然な会話の流れを純粋に楽しみたかった。
限られた時間ながらも、とても興味深い話を聞くことができました。

ジェフ・ベック・グループやBB&Aなど70年代に組んだバンドで一番満足したプロジェクトは?
オーケストラとのレコーディングでは譜面を使ったのか?
バンド出身のギタリストとして、バンドが恋しくなったりしたことは?
ロカビリーやカントリーからどんな影響を受けたか?
ジェフが影響を受けたギタリストとは?
唯一無比のギター・スタイルに至るまでの経緯は?
悩みや苦しみを乗り越える秘訣とは?
etc etc....。


この対談は55分の特番となって、JFN系の全国FM各局でオンエア予定!
詳しいオンエア日時はまたお知らせしますね!
お楽しみに!!!

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いよいよ始まった来日公演。

宇宙一のプレイに、共に酔いしれましょう!




2010年4月 2日

* 凄いこと!

凄いギタリストから

凄いギタリストが集まって凄いことをするので参加してくれないか?」

との凄いお誘いを受けた。

その凄いギタリストと、もう一人の凄いギタリストと3人でのプレイ。

しかも曲は別の凄いギタリストの凄い曲だ!

昨日自宅スタジオにてレコーディング。

どうぞお楽しみに!

(と言っても何を楽しみにすればいいのかサッパリ判りませんね:
 ヒント/この「凄いギタリスト」の中には、以前このブログに登場した人もいます)


自宅のプライベートスタジオでは今までプリプロなどでラインを使ってギターのを録音したことはあるが
アンプを鳴らして本格的なギター・ダビングをしたのは初めて。
バッチリいい音で録れました!
今後は自宅でどんどんギター・ダビングをやろうと思います。

業務連絡:音楽関係者の皆様。ファイルを送って頂ければびっしりギターを詰め込んでお返しします! 
                レコーディングのご要望はIRc2コーポレーションまで。(笑)



一昨日はブルー・ムーンと呼ばれる、それはそれは美しい月夜でした。
昨夜は狼男が出そうな不気味でセクシーな月。
東京は桜も咲きましたが、生温い強風に吹かれ、早くも桜吹雪が舞い始めました。
週末はどこもお花見で賑わうのでしょうね。
晴天に恵まれますように。

sakura.jpg

そしてどなた様も飲み過ぎに御注意を。(私自身も含む)