海外で聞いた記憶はない。
和英辞書で調べてみると『蝉=a cicada』。
日本人にとって日常的な英単語蝉の響きとは言えませんね。
秋めいてきたとは言え、まだあちこちから聞こえるその羽音は、夏に別れを告げる別れの曲のよう。
そしてその音とクロスフェードするように秋の虫の声が響きはじめると、
見る見るうちに木々は色づき、辺り一面は秋色に染まる。
同時に人々の心もしっとりと衣替え。
よりセンシティヴになります。
玄関に竜胆を飾る。
『りんどう』という漢字を初めて知りました。
花言葉は「悲しみにくれているあなたを愛する」だそうです。
どこか儚げなこの花に今まであまり興味はなかったけど、心の静寂を楽しむのも秋の味わいだとしたら、
こんな静かな花を見つめ、過ごすのも良いかもしれません。
またこのブログの背景も衣替えいたしましょう。
秋色に。