BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

  • babylon standard
  • my space
  • hotei mobile
  • beat crazy
  • the principle of beat

2009年8月アーカイブ

2009年8月30日

* 選挙

一票投じて参りました。

SENKYO.jpg

変わってほしい。

が、変わってどうなる?

投じた側も責任を持ってその末を見据えねばなりません。

我々の未来。

果たして明暗はいかに!?

2009年8月27日

* 海老蔵、恐るべし。

新橋演舞場にて久しぶりの歌舞伎鑑賞。

演目は『石川五右衛門』。

KABUKI PANF.jpg

五右衛門演ずるは『市川海老蔵』。

ebizou.jpg

参りました!!!

磨き抜かれた技、魔的なまでの存在感に終始圧倒されっ放しでした。

攻撃的だなぁ、海老蔵さん。

お家芸と呼ばれる「にらみ」の連続に拍手喝采鳴り止まず。


終演後、楽屋に御挨拶に伺いました。

「自分が言うのもおこがましいですが、世界は違えど舞台に立つ同じ表現者として、
多くに共感し、教えられた気がします」

「それはありがとうございます」

なんともクールな面持ちの歌舞伎スター。

素晴らしい方と出会えて光栄に思います。

ロンドンから戻ってすぐの歌舞伎は本当に刺激的でした。

昨今の生易しい等身大のロックなんかより、よっぽど攻撃的でアバンギャルドで挑発的!

恐るべし、海老蔵。

恐るべし、歌舞伎!

2009年8月26日

* ただいま


ロンドン最終日は初日と同じくハイドパークへ。

空は「飛行機雲の一筆書きアート」で壮大なキャンバスと化した。

LAST SKY LINE 1.jpg

LAST SKYLINE.jpg

日曜日で多くの人で賑わう公園。

人なつこいリスの登場に子供達がはしゃぐ。

LAST RISU.jpg

しかしながら感心するのは、みなさん公園の楽しみ方がとても上手だということ。
互いに干渉せずも礼儀は忘れず、自由気ままに夏の最後の風を浴びながら、
読書をしたり、ローラースケートをしたり、乗馬をしたり、フリスビーをしたり、
トップレスで甲羅干しをしたり、恋人とキスしたり、サンドイッチを頬張ったり、
仲間とダンスの練習をしたり、犬と戯れたり、スケッチをしたり、ボートを漕いだり...。

芝生にビキニの女性が一人仰向けに寝そべっていても、性的好奇心丸出しの目でジロジロ見る人などいない。
人に迷惑になるような音量で音楽をかけたり、はしゃぎ騒ぐ者もいない。

水辺でスケッチをしていた我々の隣に自転車に乗った女性が颯爽と現れたかと思うと、バタッと自転車を横倒しに置き、クロスワードパズルでも始めたのだろうか。

LAST BYCYCLE.jpg

目の前には初々しいカップルがボートにのり、若きジェントルマンがオールを漕いでいる。

LAST COUPLE.jpg

このカップルは年期が入っていそうだ。
すいすいと気持ち良さそうに進むその水面下では、互いの水かきが完全にシンクロしているのがわかる。

LAST DUCK.jpg

木陰で読書する青年の姿があまりにも優雅だったので思わずシャッターをきってしまった。
チャールズ・ディケンズ?はたまたカズオ・イシグロ?
オスカー・ワイルドかもしれない。

LAST BOOK.jpg

時が経つのも忘れ、芝生に寝転がりながらウトウトして、売店で買ったサンドイッチを頬張り、
ダイエットではない通常のコーラをグビッと飲み、風の音を聞き、空の色を見つめ、
今まで過ごした自分の人生のことを穏やかな気持ちで振り返る。
そんな時間がなによりも欲しかった。
心を満たすのは、夢やスリルや達成感だけではなく、
この公園でのひとときのような『空っぽなすべて』なのかもしれない。

LAST PARK.jpg

ハロッズのグランド・フロアーのオイスター・バーはお気に入りの場所だ。
公園帰りの夕方、カウンターに座ってシャンパンと一緒にセレクトされた牡蠣をいただく。
ザブンと口の中に波が立ち、海が広がる。
これもまた至福の一瞬だ。

日曜だと言うのにハロッズの客は少なく、友人に理由を訪ねたら
「今日からアラブの人たちはラマダン(断食)が始まったからでしょう」とのこと。
なるほど彼らが外に出ないだけでこうも違うものかと驚いた。
日本に居ると世界が遠い。


成田に着く。
湿気が強い。

日本は選挙一色ですね。

とても大切な選挙です。
今回は自分も投票にでかけようと思う。
無責任な一票を投ずるわけにはいかず、新聞や雑誌等で各党の主張を理解しようとするのですが、
なんだか皆さん「誰々よりは私の方がいい」と、他の方の弱点欠点ばかりを問いただしてばかりのように聞こえてならないのは僕だけでしょうか。
しっかりと本質を踏まえた結果がでることを期待したいですね。

夏も残りわずか。

皆さんにとっても思い出深い2009年の夏となりますように。



今回の滞在は基本に戻って美術館や博物館を巡ることにした。
思えば20代はじめに初めてロンドンを訪れた時以来、名所と呼ばれる場所に足を運ぶ機会はほとんどなかっただけに
どこを訪れても新鮮な発見と驚きがあり、とても楽しかった。

ナショナル・ギャラリーに展示された数々の不朽の名作を目の前にすると、心臓を鷲掴みにされたように動けなくなる。
モネを筆頭とする印象派の画は瞬間を切り取ったものでありながら、まるで動画のようにとどまることなく光揺らめき、
光と風、そして温度や湿度までも感じさせ、たまらなくセクシーだ。
以前はインパクトのある画ばかりを好み、求めたが、今は違う。
静けさのなかに情念のすべてを閉じ込めたかのような、奥行きのあるものに惹かれる。
それは絵画だけではなく、映画や音楽、すべての芸術、食やファッション、そして人間。
すべてに対してそう変化したかもしれない。
表面だけの刺激だけではもう物足りないのだ。

自然史博物館の恐竜の歴史を辿るブースは何度行っても楽しい。
恐竜の卵なんて、なんとも可愛らしい。

MUSIUM DINO EGG.jpg

ティラノザウルスは手が短かった故に、転倒しても立ち上がれず絶滅したらしい。
(歯ブラシを持っても自分では磨けない、というユーモラスな説明も)

MUSIUM DINO 3 TREX.jpg

MUSIUM DINO 1.jpg

MUSIUM DINO 2.jpg

恐竜時代に想いを馳せるのは、宇宙を夢見ることと同じくらい夢があると思うのは男の子だけかしら?

初めてLONDON EYEと呼ばれる大観覧車に乗る。
意外にも足がすくむ自分にビックリ。
笑顔が引きつっているのが判りますか?(笑)

LONDON EYE.jpg

BITTER SMILE.jpg

昔からどちらかと言うと高いところは大好きで、いわゆる恐怖のジェットコースター系は全国制覇したものなのだが...。
上から見下ろすビッグ・ベンとウエストミンスター宮殿、
アビーロードはあの辺りかな?などと、石畳の街を上から眺めるのは楽しい。
夕景を眺めながらシャンパンを楽しむコースや、3人以上から貸し切りもできるらしい。
仲間と誕生祝いなど、思い出に残るかもしれない。
別れ話はイヤだね。(笑)

BIG BEN.jpg



騎兵隊博物館では誇り高き戦いの歴史を語る数々の品々にため息。

Household2.jpg

ガリアーノの新作展示会と言っても驚かないくらいファッショナブル、なんて言ったら不謹慎かしら。
デビッド・ボウイのアースリングね。
まさにオートクチュールの世界。
そのままステージで着たい。

細部までこだわった装飾から、戦いに対する美学が伝わってくる。

Household1.jpg

Household3.jpg

Household4.jpg

入り口では騎兵が馬にのり、固い沈黙で来乗客を迎える。
その横に並んで記念撮影をするのは自由だが、中には馬にキャンディをあげる者、横から手綱を握る者、いたずらに馬の鼻をくすぐる者...。
馬上の騎兵はひと言も発さないものの、その怒りと哀しみをひた隠した表情から何も感ずることができない人間がいることが信じられない。
世の中のすべての悲劇は、礼を重んじることさえできれば起こらないかもしれないのに。
無礼ものは今も世界にはびこる。

雨が降ってきた。土産物屋でユニオンジャックの傘を買う。
イギリス国旗のデザインの由来を調べるとなかなか深い歴史的理由が含まれていて興味深い。
いつもなら迷わずタクシーに駆け込むところだが、久しぶりにバスに乗る。
2階の最前列。(ここでも意外に身がすくむ;)
ガーゴイルなど魔的な装飾が施された建物も多いが、道のど真ん中で羽根を広げるドラゴンなんて、さすがハリーポッターの街。

evil street.jpg

噂の水陸両用バス。テムズ川に突入してゆくらしい!

BUS???.jpg

テイト・モダーンギャラリーへ。
こんなに刺激に満ちた沢山の現代芸術が無料で公開されていることが素晴らしい。
子供も参加できるコーナーも設置されていて、いかにアートが日常的なものであるかが伺える。
子供からお年寄りまで、博物館や美術館に通う習慣があるということは素晴らしいことだ。

夜は葉加瀬太郎くんのお宅にお招きいただいた。
太郎くんの美味しい手料理で最高のおもてなしを受ける。

「実は家族で英国に移り住む計画を立てているんです」
と聞いたのも『ソウル・セッションズ』のレコーディングの頃。
そして今、それを叶え東京〜ロンドンを行き来する生活を送っている彼。
ロンドンの家では、朝から晩まで練習に明け暮れているとのこと。
ここにも世界を目指し戦う男がいる。
彼のその並々ならぬ努力の向こうに必ず大いなる成功が待っている、と確信した。

食事後パートナーのピアニストと共に、メンデルスゾーンのコンチェルトを目の前で奏でてくれた。
その力強い演奏は彼の信念に満ちあふれ、強く心が揺さぶられた。

ホテルへの戻り道。
普段ロックやR&Bがかかっていることが多いロンドン・タクシー車内だが、その夜は珍しく荘厳なクラシックが大音量で流れていた。

バイオリンの音色が優しく語りかける。

「人生は何度でもやり直していいのですよ」

と。

窓越しに手を振って見送ってくれた葉加瀬くんの笑顔の奥の呟きを聞いたような気がする。

ありがとう!

 
2009年8月20日

* COLOR OF LONDON

ロンドンの空は青い。

日本と違って湿度が低く、カラッと晴れ上がるから
汗をかいてもべとつかず気にならない。

以前は旅先での時差に悩まされたが、逆らってもしょうがない。
今は早起きも大歓迎だ。
早朝から本を読むもよし。
最近はWi-Fiでのネット環境もストレスがない。

ハイドパークへ。



色彩豊かなフラワーガーデン。
英国のインテリアやファッションの色使いは、こうした花々が日常にあることが基本になっているに違いない。

HIDEPARK FLOWER.jpg

ボートに乗って大きな池を一周。

水鳥が気持ち良さそうに水面と戯れている。

HYDEPARK1.jpg

HYDEPARK3.jpg

真っ白のスカイラインが空にX字を描く。

HYDEPARK SKYLINE.jpg

ああ、ロンドン。




2009年8月19日

* back in the U.K.

一昨日の夜、38度6分まで体温が上がり、「まさかインフルエンザか?」と不安になり、
夜中に先生に診て頂いたところ、結果は幸い陰性。
朝までにはどうしても治すぞ!と気合いを入れて大量の汗をかき、どうにか無事に飛行機に乗った。

機内で読んだ『エンジン』誌の鈴木正文編集長のコラムが相変わらず面白い。
マイケル・ジャクソンの死をオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』のストーリーとシンクロさせ、カプリ島でのバケーションという憎いシチュエーション付きで滑らかな筆が走る。

SS ジャガー100を颯爽と乗りこなし、御自身の美意識を語る舘ひろしさんのインタビューも素敵だった。
乗馬、洋服、ゴルフも車も英国風とおっしゃる舘さん。
舘さんと初めてお会いしたのはBOΦWYが初めて「夜のヒットスタジオ」という番組に出演したときのこと。
リハーサルでも緊張しまくりの俺たちにするりと駆け寄り「君たちかっこいいよー!」とお声をかけてくださった。
当時の舘さんは今のダンディなイメージより、クールスのボーカリストとしてのワイルドでシャープなイメージが強かっただけに、そのひと言は意外だったし、嬉しかった。
後にロンドンに長期滞在していた際、偶然ホテルが一緒の時があり、ご親切に部屋に招いて下さった。
部屋の中でもスーツを崩さず、純英国調の部屋に肖像画のようとけ込んでいらしたのがとても印象的。
その後、森田君&大地真央さんの結婚披露パーティーなど、何度かお会いし御挨拶させていただいたが、
一番最近お会いしたのは川村カオリちゃんの告別式。
一列左斜め前に舘さんはいらしたが、じっと黙って祭壇を見つめる姿にお声がけできなかった。

久しぶりのロンドン。
今回は滞在日数分のスーツのコーディネーションをパックしてきた。
40歳になった頃、、男はスーツをしっかり着れなくては格好わるい、と思い立ち、英国、イタリア、日本のテーラーで何着もスーツを作った。
『ドーベルマン・ツアー』の時は、ステージでもブラック・スーツだったが、楽屋に戻りシャワーを浴びてまた、スーツに着替え、タイを巻いて食事に出かけたものだ。(ホルモン焼きにもね(笑))

最近のお気に入りはラルフローレン。
柔らかなシルエットがいい。
このBLOGやmy space で使用しているビビッドな色合いのコーディネートもラルフローレンのもの。
紫のタイをピンクのシャツに遊び心たっぷりに合わせるなんて楽しみはスーツならではのもの。
今回の英国ではチーフやカフス、タイピンなどを小物を探すのも楽しみだ。
アンティーク市場で世界に一つのものと出逢うのもいい。
時間があればタキシードを作るのもいい。
今回は公園でもスーツでいようと思う。
芝生にスーツで寝転がるのも、ロンドンならではの楽しみ

ただいま。

俺の愛したロンドン。

いや、今もまだ、俺は君に夢中だ。


london 1.jpg

london 2.jpg

london 3.jpg







2009年8月14日

* 金沢より

金沢。

長きにわたり全国津々浦々ツアーで廻りましたが、その場合、飛行場〜会館〜食事処〜バー〜ホテルと道筋はほぼ決まっていて、なかなか街の風情を楽しむ余裕がない。
今回は美樹さんが参加するライブの応援を兼ねての純粋なる観光旅行。

しかし残念ながら朝からあいにくの雨模様。
それでは!と娘を連れて映画館へ『ボルト』を観に行く。
CG映画は家でDVD等で観ることが多いけど、大きなスクリーンと迫力の音響システムで観ると凄いね。
ビックリです!
子供と一緒ということで吹き替え版を選びましたが、それはそれで隅々まで絵を楽しむことができ新鮮。
江角さんの吹き替えがあまりにも江角さんだったので、彼女のことばかり考えてしまいましたが(笑)。
一緒にポップコーンを頬張った初めての親子スクリーン。
楽しかった。
その後ゲームセンターへ行きたい!ということで立ち寄りましたが、長い滞在は許されませんでした。
子供と一緒のところを携帯カメラで撮影するのはルール違反ですよね!

雨で心配されたコンサートも開演前にはピタリと止み、藤井フミヤさんから無事にスタート!
平原綾香さん、美樹さん、ゆずさん、とそれぞれのデュエットも交え、穏やかに終了。
皆様お疲れさまでした。

KANAZAWA.jpg

後の打ち上げでのフミヤくんとの会話。

「今年は何本かフェス系に出ているけど、小田さんとかをのぞけばほとんど俺が最年長で、
誰も遠慮して近づいて来てくれないのよー!(笑)」

判る判る、その気持ち。

我々もそういう世代になりましたね。


友人から可愛い写メを送ってもらいました。

UKRERE.jpg

渋谷東急ハンズの『夏休み子供工作コーナー』に展示されていたそうです。

息子(娘?)さんが作ってくれたのかな?

そのうちお孫さんが....(笑)。

嬉しいことです。

ありがとう。


2009年8月12日

* レコーディング

昨日のメンツは

そうる透さん(DRUMS)、ナスノミツルさん(BASS)、木本靖さん(PROGRAMMING)。

REC.jpg

たった数十秒の為に結局15時間費やす。

頼まれてないことまでやってしまいました。(笑)

よっぽど音楽が好きなのね、俺。



2009年8月11日

* 平和を願う

以前、米国人のエンジニアのスティーヴとドラマーのザックを連れて、広島の平和記念資料館を訪れたことがある。
館内に展示された生々しい資料の数々を見終えた彼らはしばらくの間絶句した。
原爆の恐ろしさを目の当たりにしたのももちろんだが、なによりも自分たちがその歴史について全く無知である事を嘆き、恥じていた。
毎年8月6日がくると悲しき記憶を背負った人々が、切々と世界の平和を願う。
世の中には忘れてはいけないこと、目を背けてはいけないことがたくさんある。

先日遅まきながらクリント・イーストウッド監督作品の『チェンジリング』をブルーレイで観た。
実話に基づくストーリーはあまりにむごく目を覆いたくなるほどだが、イーストウッド監督は
「目の前の現実から目をそらすな」
とばかりに、無慈悲なほどの痛み、怒り、哀しみをスクリーンに投影し続ける。
最後の子供の一言には涙が止まらなかった。
そしてヒロインが最後に希望をかいまみる瞬間、感動はピークに達した。
重く胸にのしかかるような作品は敬遠されがちな今日。
しかしどんなに優れたエンタテイメントより、この作品のように底知れない深みに満ちた物語を、人々は欲していると思う。
『グラン・トリノ』も素晴らしかったが、この『チェンジリング』もまた歴史に残る名作だと思う。
クリント・イーストウッド恐るべし。
そしてブルーレイ。
その映像の美しさを知ってしまうと、もうDVDには戻れませんね。

日曜日は愛娘と二人でバレエ鑑賞。
初めて見る生のバレエの美しさに、瞬きも忘れ真剣に見入る娘。
発表会に向けて練習も厳しくなってきた今だけに、本物の技に触れ何かを感じ取ったのではないだろうか。

台風による豪雨に見舞われた昨日はラジオの収録。
『ROCK THE RADIO』も、少しフォーマットを変えて楽しくなってきた。
関東はほぼ全域電波が届くとのこと。
是非聞いてくださいね。
再来週はカオリちゃんの思い出なども交えてお送りします。

RADIO.jpg

さて、今日はまたまたレコーディング。
スタジオからのスナップをまたアップしますね。

台風や地震などの災害で、多くの被害がでているようです。

くれぐれもお気をつけ下さい。


2009年8月 8日

* BEACHでひと休み

一昨日は愛娘とルーリーを連れBEACHへ。
海水浴場へ向かったものの、波打ち際には沢山のクラゲが....。
刺されると怖いので泳ぎませんでしたが、真夏のビーチを満喫。

クラゲと言えば、初めて行ったジャマイカのホテルのビーチで
無数のクラゲが満月の月明かりに照らされて、まるで発光しているかのように光り輝いていたのを思い出します。

水槽で見るクラゲは美しいし、中華料理でいただくクラゲは美味しいけど、
波打ち際にゴロゴロと転がっている姿はやはりグロテスクですね。

懐かしい「ラムネ」で乾杯。

RMUNE SKY.jpg

そして潮風を浴びながらギターを弾いていると、娘がめずらしく

「私も弾きたい」

と。

今まであまり興味を示さなかったギター。

指1本でフレットを押さえていくつかフレットを移動するだけで、美しい響きが出せるコードを教えてあげました。

GTR LESSON.jpg

綺麗に音が出るまであきらめずに真剣にギターを鳴らす彼女。

なんだか胸がギュッと締めつけられるような時間でした。


BEACH HOUSEにはCHARさんからプレゼントしていただいたオリジナルモデルの
BAMBOO INN (←「竹 中」 ね)が置いてあります。

自宅にあるZO-3の布袋モデルやピンクのブラックファイヤー(ピンクファイアーか?(笑))には目もくれないのに、このBAMBOO INNはお気に入り!
ナイロン弦の響きが優しかったのかな?

BAMBOO INN.jpg

いつか二人で一曲できるようになれたら素敵ですね。


真夏のサンセットに染まる空は無限色のパレット。

永遠にこそ瞬間が続けばいいのに...。

SKY.jpg

DINNERは夏野菜のカレーとサラダ。

なかなか美味しいのですよ、私のカレーは。

美樹さんも高知からの戻り、羽田からタクシーで合流。

満月を仰いで、シャンパンを1本いただき、しばし夜風に揺れる風鈴の音にリラックス。

早い時間に就寝です。

(私のベッドルームはご覧のようにモノトーン)

BED ROOM.jpg

昨日は東大寺のCGエディットとG.V.TOURの5.1MIX確認。

神宮では花火だったようですが、あいにく見る事はできず。

そして本日は事務所でミーティングが数本。

帰り道に母のところに北海道から届いたメロンをいただきに参りました。

暑かったな。

蝉も大変ですね。(笑)

真夏のオーケストラ、頑張れ!


2009年8月 4日

* 真夏の夜の月

昨日と今日は早稲田のスタジオでGOH HOTODAさんと東大寺ライブの5.1chミックス。
あの奇跡の夜の記憶が鮮明に蘇ります。

5.1mix.jpg

当日は会場をグルリとスピーカーで囲んで独自の3Dサウンドシステムを組み、様々な効果音が会場を駆け巡りました。
我々も前日のリハーサルで初めてその音響を聴いた時、全身に鳥肌が立ったのをよく覚えています。
53(ゴーサンね)の素晴らしいミックスにより、スタジオ内はまさにあの夜と同じ空間と興奮が再現され、またしても鳥肌が!(音が飛ぶ飛ぶ!!)
これを観る為に5.1システムを導入なさっても後悔させませんよ!(笑)
どうぞ皆様お楽しみに。

スクリーンを観ながらのミックス。
「DANCING WITH THE MOONLIGHT」の時には綺麗なお月様が!
先日の映像編集の際、あまりにも美しい月の映像を観て中野さんに
「この月、どこの月ですか?」
と思わず尋ねてしまいました。
クレーターまで映っているNASA級の月なんだもの!
「もちろんあの夜、僕たちの空にいた月だよ!」と笑っていました。
カメラマンの方もきっとため息を漏らしながら撮ったのではないかしら。

両日ともアストンの幌を開けてのドライブ。
髭もずいぶん伸びたしサングラスをしていれば判らないだろうと本人は思っていてもどうやらバレバレで、
信号待ちで隣に止まったタクシーの運転手さんが窓越しに
「ホ、ホテイだ...」
と呟いているのが判ります。
なぜか目が合うと逸らすのですが...(笑)。

aston.jpg

帰り道、ふと空を見上げると真夏の夜の月。

なんてセクシーな月でしょう!

night drive2.jpg

こうして月と追いかけっこできるのもオープンカーの醍醐味。
アストンがたまらなく愛しい瞬間です。

night drive.jpg



追記。

どの写真も信号待ちや路肩に停車しサイドギアを引いての撮影ですので、どうぞどなた様もお咎めなきように(笑)。


毎日ロックンロール。

2009年8月 3日

*

先週は命についてあらためて深く考える日々の連続だった。

先日急性心筋梗塞で亡くなられた眞木準さんのお別れ会のご案内を頂いていたが歌入れの為やむを得ず欠席。
眞木さんはエンジン01のメンバーでもいらっしゃた。
年に一度のオープンカレッジでは、いつもエネルギッシュに数々のイベントに力を注ぎメンバーの皆さんからの人望も厚く、ダンディでクールで知的で優しい、憧れの先輩であった。
ツアーにもおいで下さり「カッコいいぞ!布袋さん!!!」と熱き言葉も頂いた。
近々仕事を御一緒する予定で、亡くなられる数日前にメールを頂いていたばかり。
今だ亡くなられたという実感がない。
改めて心からご冥福をお祈りさせていただきます。

翌日はカオリちゃんの埋葬式に参列させていただいた。
最後のお別れは辛いね...。
最前列に吉川氏の背中越しの横顔が見えた。
祭壇の写真を睨みつけるように、微笑んでいた。
最後まで彼女をロックンローラーのままでいさせてあげた彼とそのスタッフの皆さんの熱き思いに敬意を表したい。

そして、29日。
友人の雅くん&メロディーちゃん御夫妻に女の子が生まれた。
結婚届けを出した夜、二人は我が家に来てくれて、食事を御一緒した。
いや、その時から彼らはもう3人だったのだ。
七年前、我が娘が生まれた同じ病院での出産。
娘を連れて、赤ちゃんに会いに行った。
美形の父母の遺伝子を継いだ、なんとも可愛い子!!!
御家族3人は、紛れもなく幸せのオーラに包まれ、我々もその幸せを少しわけて頂いた。
おめでとう&ありがとう!!!



命もまた、コップの水のように、溢れこぼれるものなのだろうか?

消えてしまう命があれば、新たに生まれる命がある。

遠い昔から、このようにして継がれてきた『命』。

この世界には、哀しみだけではない。

喜びがある。

そして、喜びだけではない。

哀しみがある。


その喜びを、哀しみを、抱きしめてこそ磨かれるこの『命』。


BASIL.jpg

週末には無事に2つのプロジェクトが終わった。

さて、残すはあと3つ?4つ???

頑張るぞ!

と気合いは入れるものの、実は先週、また頸椎のヘルニアが再発してしまったのだ.....。

痛みと痺れの日々がまた始まった。

どなたか、HELP ME...。