カーテンから眩い陽射しが飛び込みます。
今日は娘の卒園式。
ヴィヴィアンのスーツで髪を立たせて「布袋式フォーマルスタイル」で行って参りました。
おばあちゃん二人、そして明日東京から荷物を大阪に送るドライバーと一緒に。
母たちが我々の卒園式に参加してから40年...。
それぞれが、それぞれの想いを抱いて、歌声やお祈りに心を澄ませ、うるうるニコニコ。
4人で昼食をとり、そこから普通の足なら5分の距離を、足の弱い母と長い時間かけて歩きました。
こうして母と歩くのも久しぶり。
いつもついつい車に頼ってしまいますから。
春の優しい風が、遠い記憶を思い起こさせます。
こうしていくつもの季節が巡り、物語は永遠に続いてゆくのですね。
我々の父親たちも、天国から優しく見守ってくれているに違いありません。
沈丁花の香りが音楽のように漂ってきます。
なんだかむしょうに走りたくなり、ジムで汗だくになるまで走りました。
田舎道をただひたすら真っすぐ駆け抜けた6歳の頃の自分を思い出しながら。
今夜お母さんたちはお疲れさまパーティー。
卒園祝いのディナーは父の手作りカレーライスです。
野菜たっぷりのオーガニックなカレー。
美味しい!と言って食べてくれました。
お弁当を作ったり、送り迎えをしたり、父と遊ぶ日には一緒に工作をしたり、
「お父さんの仕事」を紹介する日ではアコギを担いで参加し、お友達のみんなと一緒に歌いました。
悔いのない3年間を過ごせて本当に良かった。
そして明日からは完璧にツアーモードに切り替わります。
父の背中がギターと共に踊るそのシルエットを、胸に瞳に刻んでもらいたいと思います。
走れ!俺。
おめでとう。
愛紗。