BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2009年2月22日

* エリック・クラプトン & ジェフ・ベック 夢の競演!!!

ギタリズムVを皆さんが楽しんでくれているという沢山のメッセージを頂き
心から嬉しく思っています!
細部に至るまで丹念に磨きあげた渾身の自信作ですが、
やはり何より嬉しいのは聴いてくださった皆さんが、それを存分に楽しんでくださること。
皆さんがこの作品に愛を注いでくれればくれるほど、大きく膨らんでゆくものだと思っています。
だまし画のように沢山の秘密が隠されたこのギタリズム。
どうぞ、末永く愛してあげてくださいね!

さて、昨日は埼玉スーパーアリーナにエリック・クラプトン&ジェフ・ベックの夢の競演を観に行きました!

TicketE21.jpg

なんと贅沢な、なんと愛しい時間だったことか!

まずはジェフが自らのバンドを率いて、45分間の白熱のステージ。
東京公演以降、日本全国を廻ってバンドの一体感がさらに増し、
緊張感の中にも余裕を感じる、とても伸びやかなステージ。
大スクリーンに映し出される指板を踊る指先は、魔法使いのよう。
全ての音が驚異的で、会場を埋め尽くしたオーディエンスからもため息がこぼれます。
超人的なテクニックは言うまでもありませんが、全ての音がセクシー。
テクニックを満喫するというより、そのテクニックに酔う、と言った方が正しいと思います。
いつもよりステージアクションも派手で、表情も豊か。
この夜を大いに楽しもう、という彼の意気込みが伝わります。

そしてセットチェンジ後、エリック・クラプトンのショウがスタート。
まずはアコースティック・ギター1本でブルースの弾き語り。
ジェフの破壊的なまでのスペイシーな世界から、いきなり包み込むような温もりのある世界へ。
数曲アコースティックのセットが続き、ブルーのストラトに持ち替えます。
同じストラトキャスターながらも、エリックのギターはそのトーンが魅力。
粘っこいフレーズと、太くて甘いそのトーンに、胸を鷲掴みにされる。
歌声は更に深みを増し、染み入るように心を満たします。

そしていよいよ二人の競演!

ゆっくりと二人のシルエットがステージに現れる。

夢のような光景です。

最初の数曲はお互い手探りな感じでしたが、徐々にバイブレーションが同調し、
笑顔で見つめ合いながら、二人のギターが一つになります。

ヤードバーズという同じ駅からスタートした二人のギタリストとしての旅。
ギターの未来を作り上げた巨人たちの競演に立ち会えた我々はなんと幸運なんでしょう!

とある新聞からルポタージュを依頼されているため、細かい感想は後日じっくり掲載させていただきますね。お楽しみに!

終演後美樹さんと、エリックさんの楽屋へご挨拶へ。
いつもながら温かく、とても紳士的に迎え入れてくださる彼。
先日お渡しした「ギタリズムV」に収録されたクリームのカバー『SUNSHINE OF YOUR LOVE』は、いかがでしたか?と訊くと、意味深にニンマリして下さった。(笑)
埼玉スーパーアリーナはモニター環境が難しく、エリックさんも「武道館のほうがやり易いな」とこぼしておられましたが、「出音はバッチリでしたよ!」というと、ホッとしていたご様子。
そういえば前回、武道館の楽屋でお会いしたときはヤンキースの松井秀喜くんと一緒でした。
エリックさんに松井くんを紹介すると、さすが英国人。「ヤンキース???」って感じで野球にはあまり御興味がなかったご様子でしたが、ドラムのスティーブ・ジョーダンをはじめとするニューヨーク組のミュージシャン達は
「WOW!!!! ゴジラだーー!!!」と大興奮で、楽屋が松井秀喜サイン会と化したのをよく覚えています(笑)。
俺の『MTVアンプラグド』のDVDをお渡しし、武道館のショウにも必ず伺います!と約束し、会場を出ました。

東京に戻り、夢のような一夜に乾杯を。

ギタリストってやっぱり最高!!!

次元は違いますが、俺も、もっともっと輝きたい!

今日からまたハートを磨き直します!!!

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