BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2009年2月アーカイブ

ルーリー2世もスクスクと育っています。

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早いものでずいぶん大きくなりました。

餌もママより沢山食べます。

お散歩も大好き。

走るとルーリーより早いかも!?

名前は『ドーベ』といいます。

ドーベルマンを二匹飼うとは思ってもいませんでした。

まぁ、一匹も二匹も同じか!

二匹でハモって歌います。

たまに漫才もします。

将来はコブクロのようなユニットを組ませるつもりです。

家を訪れる客人は、二匹のドーベルマンに一瞬冷や汗を;

実はとっても穏やかで優しいのにね。

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というのは冗談で、これは昨年のクリスマスにサンタクロースさんが

わざわざイタリアを経由して見つけてきてくれたぬいぐるみ。

実に良く出来ています!

可愛いでしょう?(笑)

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今夜はルーニン彗星が数万年に一度の確立で地球に接近とか。

宇宙に想いを馳せるのは本当に心地よい。

『アストロノーツ』や『天空のDIVA』を聴きながら、銀河の不思議に酔いましょう。

ヘッドフォンがいいかもね。(笑)

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ギタリズムVを皆さんが楽しんでくれているという沢山のメッセージを頂き
心から嬉しく思っています!
細部に至るまで丹念に磨きあげた渾身の自信作ですが、
やはり何より嬉しいのは聴いてくださった皆さんが、それを存分に楽しんでくださること。
皆さんがこの作品に愛を注いでくれればくれるほど、大きく膨らんでゆくものだと思っています。
だまし画のように沢山の秘密が隠されたこのギタリズム。
どうぞ、末永く愛してあげてくださいね!

さて、昨日は埼玉スーパーアリーナにエリック・クラプトン&ジェフ・ベックの夢の競演を観に行きました!

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なんと贅沢な、なんと愛しい時間だったことか!

まずはジェフが自らのバンドを率いて、45分間の白熱のステージ。
東京公演以降、日本全国を廻ってバンドの一体感がさらに増し、
緊張感の中にも余裕を感じる、とても伸びやかなステージ。
大スクリーンに映し出される指板を踊る指先は、魔法使いのよう。
全ての音が驚異的で、会場を埋め尽くしたオーディエンスからもため息がこぼれます。
超人的なテクニックは言うまでもありませんが、全ての音がセクシー。
テクニックを満喫するというより、そのテクニックに酔う、と言った方が正しいと思います。
いつもよりステージアクションも派手で、表情も豊か。
この夜を大いに楽しもう、という彼の意気込みが伝わります。

そしてセットチェンジ後、エリック・クラプトンのショウがスタート。
まずはアコースティック・ギター1本でブルースの弾き語り。
ジェフの破壊的なまでのスペイシーな世界から、いきなり包み込むような温もりのある世界へ。
数曲アコースティックのセットが続き、ブルーのストラトに持ち替えます。
同じストラトキャスターながらも、エリックのギターはそのトーンが魅力。
粘っこいフレーズと、太くて甘いそのトーンに、胸を鷲掴みにされる。
歌声は更に深みを増し、染み入るように心を満たします。

そしていよいよ二人の競演!

ゆっくりと二人のシルエットがステージに現れる。

夢のような光景です。

最初の数曲はお互い手探りな感じでしたが、徐々にバイブレーションが同調し、
笑顔で見つめ合いながら、二人のギターが一つになります。

ヤードバーズという同じ駅からスタートした二人のギタリストとしての旅。
ギターの未来を作り上げた巨人たちの競演に立ち会えた我々はなんと幸運なんでしょう!

とある新聞からルポタージュを依頼されているため、細かい感想は後日じっくり掲載させていただきますね。お楽しみに!

終演後美樹さんと、エリックさんの楽屋へご挨拶へ。
いつもながら温かく、とても紳士的に迎え入れてくださる彼。
先日お渡しした「ギタリズムV」に収録されたクリームのカバー『SUNSHINE OF YOUR LOVE』は、いかがでしたか?と訊くと、意味深にニンマリして下さった。(笑)
埼玉スーパーアリーナはモニター環境が難しく、エリックさんも「武道館のほうがやり易いな」とこぼしておられましたが、「出音はバッチリでしたよ!」というと、ホッとしていたご様子。
そういえば前回、武道館の楽屋でお会いしたときはヤンキースの松井秀喜くんと一緒でした。
エリックさんに松井くんを紹介すると、さすが英国人。「ヤンキース???」って感じで野球にはあまり御興味がなかったご様子でしたが、ドラムのスティーブ・ジョーダンをはじめとするニューヨーク組のミュージシャン達は
「WOW!!!! ゴジラだーー!!!」と大興奮で、楽屋が松井秀喜サイン会と化したのをよく覚えています(笑)。
俺の『MTVアンプラグド』のDVDをお渡しし、武道館のショウにも必ず伺います!と約束し、会場を出ました。

東京に戻り、夢のような一夜に乾杯を。

ギタリストってやっぱり最高!!!

次元は違いますが、俺も、もっともっと輝きたい!

今日からまたハートを磨き直します!!!

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いよいよ本日、15年振りのギタリズムがリリースです!!!

どのアルバムよりHOTEIらしいこの『GUITARHYTHM V』。

ポップアートとしてのロックンロール、ここに極めたり。

スペクタクルな音宇宙に身を委ね、BEATの洪水に溺れてください。


ようこそ未来へ!

ようこそ GUITARHYTHM V の世界へ!!!


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そして今夜の『SONGS』も、どうぞお楽しみに!!!

2009年2月16日

* 別冊カドカワ到着!

明日17日発売の『別冊カドカワ』が届きました!
一冊丸ごと『布袋寅泰』の総力特集。
GUITARHYTHM Vに参加してくださった皆さんを始め、
僕には知らされていなかった意外な方々からのコメントが満載!
本当に嬉しいです!胸が熱くなりました。
この場を借りて、皆さんに心からの御礼を。

ありがとうございました!


豊川悦司くん、小渕健太郎くんとの対談も、文字になるとなんだかとっても新鮮!
松井秀喜くん、有森裕子さん、辰吉丈一郎、貴乃花親方からのコメントも!

アルバム発売日前日の明日、是非書店でお求め下さい!

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GUITARHYTHM V発売まで、あと二日!!!

2009年2月15日

* バレエと雅と金魚

13日、新国立劇場へ本島美和さん主演の『ライモンダ』くんと二人で観に行く。
昨年の『アラジン』は奇想天外な演出が楽しいエンターテイメント性が強い作品だったが、今回の『ライモンダ』は技、技、技の連続!
その超人的でため息が止まらないほどに優雅な瞬間の連続に心酔。
「技に酔う」とはまさにこのことです。
バレエの世界は全くの素人ながら、瞬きも出来ぬほどのスピード感溢れる演技に完全にノックアウト。
美しきもの...。
永遠にこの瞬間が続けばいいのに、と思った。
本島さんは『ギタリズムV』のFUMIYAくんとのコラボ曲「TiC TaC」に声で参加してくれているんですよ!
どの声が彼女か探してみてください。

興奮冷めやらぬまま、昨年ワールド・ツアーを成功させた雅くんと久しぶりに食事。
相変わらず熱い男です。
彼のスタイルも独特で、ワン&オンリーなもの。
ワールド・ツアーの話を楽しく聞かせてもらいました。
そして「V、ヤバいっす~!」とギタリズムの話でひと盛り上がり。
『世界を獲る!』という同じ夢を追いかけるもの同士、真夜中過ぎてもテンションは変わりません。
結局バレンタインデーは男二人で迎えてしまいました。(笑)


次の日の朝「ねぇ、ピーチが動かないよ...」と娘の哀しそうな声。
可愛がっていた金魚のピーチが天国へ。
昨年の夏祭りで釣った金魚は、その小さい身体でたくさんのことを教えてくれました。
命から学ぶ命。
その日偶然、この本と巡り会いました。

『どうぶつたちへのレクイエム/児玉小枝さん著』

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人間に捨てられて、施設で命を絶たれる犬や猫たちの哀しき叫びを、写真とシンプルな文で綴ったレクイエム。
ページをめくるたびに涙がこみ上げて苦しくなるけど、これも現実。
目を背けてはいけません。
一人でも多くにこの本を読んでいただきたい、と思います。



昨日はスタジオにて『SONGS』の最終ミックス。
良い音です!
放送が楽しみでなりません。

様々な感情と向き合いながら過ごす日々。

毎日を、大切に。


昨日はNHKの特設スタジオにてSONGSの収録でした。

インフォメーションでお伝えしたように、今回はスペシャル・ゲストを招いての豪華版。
さらに先日マスタリングで訪れたロンドンでのインタビューあり。

小渕くんとのセッションは先日、お忙しいスケジュールを割いていただき収録済み。

昨日は福富幸宏さんとプログレッシブな一曲を。
そして長い付き合いながら初競演のバクチクの今井くんとハイパーなロックンロールを。
スタッフの皆さんも本当に力を注いでくださり、最高のテイクが収録できました。

今井くんのギター、良かったよ!!!
スタイルは違いながらも、同じ血の流れている兄弟だ、と再認識しました。
生番組出演の後、スタジオに駆けつけてくれました。
画面には2大怪獣大暴れの図(笑)、
どうぞどうぞお楽しみに!

収録後、二人で焼肉&ワイン。
こんなにゆったり語り合ったのも初めてかもしれない。
最高に幸せな夜でした。
バクチクのニューアルバムも頂きました。
発売日が同じ日とのこと。
2/18は日本中が甘美なロックに酔う日となりそうですね!

『SONGS』 スペシャル・セッションはアルバム発売日、
2月18日(水)23時よりNHK総合にて放送です。


どうぞお見逃しなく!!!


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7日、石川セリさんとジンガロを観た。
隣のお席は偶然にも森田くん&大地真央さんご夫婦。
4年前の公演がチベットの僧侶たちが奏でる荘厳な曼荼羅音楽とのコラボレーションによる、神秘的で宇宙を感じさせるミステリアスなショウだったの対し、今回はルーマニアの2つの異なる楽団を率いての、スピード感溢れる躍動的なステージ。
今回も圧倒的な美しさで観客を魅了する。
エルメスによる豊かな色彩に彩られた高貴な衣装にため息がでる。
計算され尽くした舞台芸術。
感想を一言で述べるのはむずかしい。
個人的には前回の『ルンタ』の幻想的パフォーマンスのインパクトが上回っていたが、唯一無比のスペクタクル・ショウに脱帽。
本当に素晴らしかった。

終演後、森田夫妻と4人で楽しく食事を。
御夫妻のお宅にお邪魔し、その美しさにため息ふたたび。
あれぞ愛の城です!
森田くんが手がけたインテリアはアートとゴージャスを極め、非の打ち所なし。
お二人の愛が家中をキラキラ輝かせているのです。
GVを聴きながら宴は夜中まで。
大変お邪魔しました。



そして翌日は、母の誕生日。
母と妹夫婦&子供達を招き、久しぶりに家族揃っての食事。
こうして母の誕生日を元気に祝えるのは、かけがえのない喜び。
孫たちに囲まれて幸せそうに笑う母の笑顔。
「私の人生を振り返って一番幸せだったのは、あなたたちを育てていた時間です」
その言葉に胸が熱くなりました。
親子といえども一緒に暮らしたのは生まれてからの17年間。
その後30年間、別々に離れて暮らしているのですから...。
母から産まれ、母に抱かれ、母に甘え、母に見守られ、母に愛されて生きてきた。
しかし自分は、自分が自分であるが為に生きている。
これからは時間を自分のためだけにではなく、母のために使わなければきっと後悔をするはず。
いつまでも元気でいてください。
母上様。


いつもの公園では、いつもの鴨の親子が朝陽を浴びながら羽を広げていた。

ここにもかけがえのない命。

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ブライアンと一緒にジェフ・ベックを観に国際フォーラムへ。

客席で二人並んで座り、ジェフのステージを観るなんて夢のようだ。
ジェフの変幻自在なスペイシー且つ繊細な超人的ギターは健在どころか更に磨きがかかり、
もはや神業としか形容のしようがない。
ブライアンとため息をもらしながら、クリスタルのようなギターサウンドに酔いしれた。
バンドもタイトで奥行きのある素晴らしい演奏で音宇宙を紡ぐ。
今回の来日メンバーで特筆すべきは紅一点の若干23歳のベーシスト、タル・ウィルケンフェルドの存在だ。
150数センチのその愛くるしい佇まいから想像もできないような強烈なグルーヴをはじき出す。
的確なテクニックと、しなやかなリズム。
『天才』とは彼女の為にある言葉だと思う。
中高生の頃、狂ったように聴いた『Blow By Blow』や『ワイアード』からの選曲が懐かしい。
後で聞くと、ブライアンもこの二枚はすり切れるほど聴いたそうだ。
前日のブライアン、そして目の前のジェフ・ベックのギターを聴きながら、自分のギターのお粗末さが情けなく恥ずかしい。
彼らの磨き抜かれた技と比べたら、俺のギターなぞ子供の遊びで、足元にも及ばない。
客席から見つめる伝説の人のシルエットは、俺を完全にギターキッズに戻らせてくれた。
人生に憧れの人がいるということは、幸せなことだ。

最後のアンコール曲の途中でブライアンと楽屋へ。
ステージ脇でバンドの帰りを待つ。
メンバーと肩を組んで幸せそうに、満面の笑顔でジェフが戻ってくる。
ブライアンを見つけ「Hey!!! Brian!!!」とハグ。
ブライアンに紹介してもらい、ジェフ・ベックとの初めての握手。
ガッチリと力強いその手から、あの奇跡の音たちが生まれる。
感動の初対面だった。
楽屋で着替えをすませたジェフが両手にシャンパンを2本握って我々に振る舞ってくれる。
ジェフとタルにギタリズムVを渡す。
彼らはお祖父ちゃんと孫くらいの年齢差があるのに、まるで兄妹のようにジャレ合っている。
楽屋のロビーでシャンパンを飲みながら一時間くらい話しただろうか?
「ホテルで飲まないか?」とジェフ。
みんな揃ってジェフの滞在するホテルのバーへ。
バーの周りのお客さんが、思いもよらぬギタリスト3人衆の登場に目を丸くしている。
それはそうだ。俺だって信じられないよ!
ジェフと俺はモヒートを、ブライアンはいつものようにマッカラン(チェイサーはビール!)を頼み乾杯。
ギターの話に始まって、車の話になるとヒートアップ。
ブライアンもジェフもHOT RODと呼ばれるカスタムカーの愛好家だ。
ジェフは車の修理中大けがを追った事があるらしく、その時の傷を見せてくれた。
「処置が遅ければギターが弾けなくなるとこだったよ!」と舌を出し笑うジェフ。
エルビス、エディ・コクラン、ジーン・ヴィンセントetc...。
ロックンロール談義は止まらない。
マイルス・デイヴィスと並び、宇宙の域まで達したジェフも、大のロックンロール・フリークだということが嬉しい。
ブライアンと奥さんのジュリー、セッツアー・オーケストラのもう一人のコーラスガールのレズリーが、懐かしいDOO WOPのナンバーを歌いだす。
「そこのハーモニーはEmイレブンだ」とブライアン。
一人ずつ音を割り当てて和音を作る。
ジェフや俺も加わり大合唱となる。
「俺たちにカラオケはいらないね!」と皆で大笑い。
ステージの後だというのにジェフは疲れた様子もなく、モヒートを飲む。
その日の食事は昼間のサンドイッチだけだというから驚きだ。
ブライアンも夕食は摂らず「俺たちに必要なのはガソリンだ!」と言ってはマッカランを飲み干す。
なんとワイルドな大人たち!
ポールマッカートニーがまた再婚するらしい(?)、とか、ロッドスチュワートに会ったときの㊙話とか、ヤードバーズ時代に使ってたギターの意外な行方とか、ここでは書いてはいけない話(笑)が次々と飛び出し、皆大興奮!
次の日は二人ともギグだというのに、結局夜中の一時過ぎまで楽しいパーティーは続いた。

ジェフは少し気難しい人というイメージを勝手に描いていたけど、実際は気さくでユーモアに溢れ、そして知的でお洒落な紳士であった。それは嬉しい驚きだった。
本当に本当に素晴らしい人だった。

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夢のような一夜の記憶もさめぬまま、ジンガロに御一緒する約束の石川セリさんとの待ち合わせ場所のホテルのロビーに足を踏み入れると






目の前に見慣れた顔が...。




「HEY!ホテイ!久しぶり!元気だったかい?」






手を差し出したその人は、エリック・クラプトンだった。





東京はギタリストだらけだ!
ブライアンに会いに行ってきた。

CHARさんとブライアン、そして俺の3人の競演『SUPER SOUL SESSIONS』以来の再会になる。
客席で彼のライブを観るのも久しぶりだ。
今回はブライアン・セッツァー・オーケストラでの来日。
相変わらずの華麗でクールな指さばき。
惚れ惚れする。
美しいグレッチを何本か持ち替え、ストレイキャッツ時代の曲も織り交ぜて、2時間たっぷり聴かせる。
バンドの演奏やムードも素晴らしいが、お客さんも素晴らしい!
懐かしのリーゼント、50'Sスタイルでキメたカップルの姿も見える。
腰を揺らし、かかとでビートを刻んで、時に腕を振り上げて、ブライアンの一挙一動、一音一BEATを見逃すまい、聞き逃すまいと、真剣な眼差しを向けながらもその表情は皆眩しい笑顔だ。
終演後、一緒に行ったTOKIEちゃんと楽屋へ。
廊下ですれ違うブラスセクションの面々とも「久しぶり!元気だったか?」と声を掛け合える仲となった。
そして階段を上る、懐かしいあの笑い声が聞こえてくる。
「WOW!!! ホーテーイー!!!」
ビールを片手に手を振るブライアン。
笑顔が溶け合う。

セッツァー・オーケストラを観るたびに、俺は彼と初めて逢った日の事を思い出す。

それは1996年のこと。
『King & Queen』というアルバムのレコーディングに彼をゲストギタリストとして招いた。
有明にまだ東京ビッグサイトもフジテレビもなかった頃のIRc2スタジオでレコーディングが行われた。
彼は単身でアメリカからギターを担いでやってきた。
『RUNAWAY! JOHNNY!!!』と『Full Moon Party』という2曲でギターを弾いてもらった。
アンプから煙が出そうな弾丸プレイに度肝を抜かれ、スタジオ内に拍手が鳴り響いた。
セッションが終わり彼と話していると、
「実は今、レコード会社との契約がうまくいっていないんだ」
とポツリとブライアン。
「彼らは時代の流れに沿った、モダンなスタイルのR&Rを俺に要求している。しかし俺にはどうやってその『モダンなR&R』とやらを作ればいいのか判らない。ホテイ、君のサウンドはとてもモダンだと思う。俺をプロデュースしてくれないか?」
と言われ、俺は驚いた。
「君には誰にもマネのできない君のスタイルがある。俺が君をプロデュースすることなんで考えられないよ!」
と俺。
「実は今俺の頭の中には別のアイデアがある。ビッグバンドを従えて、ギターのサウンドをブラスで増幅させて、古き良き時代のスウィングとロカビリーをミックスしたみたいな踊れるパーティー・ミュージックを作ってみたいんだ。」
瞳を輝かせてそう言ったあのときのブライアンの笑顔が忘れられない。

そして数年後...。

俺はバケーション中のバリ島で、ブライアンのオーケストラがグラミー賞を受賞したニュースを聞いて泣いた。
やったな!ブライアン!自分を曲げずに、栄光を手にしたんだ!おめでとう!!!
心でそう叫んだ。

しかし彼のR&Rは常にモダンだ。
ヒップホップファンだって踊りだしたくなるそのビート。
チャーミングな笑顔に隠された男気と、ロマンチシズムに俺たちは酔う。
いつだってブライアンは最高!
永遠に俺の憧れのギタリストだ。

皆でホテルで食事をし、バーで葉巻を吸った。
10日振りのアルコールが甘いのは、彼のギターの余韻のせいだ。
思えば葉巻もブライアンに教えてもらった。
今もこうして、ギターとは何か、R&Rとは何かを、教えてもらっている。

いつまでも君について行くよ。

いいだろ?ミスター R&R !!!


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2月18日 (水) 23:00よりNHK総合で放映される「SONGS」のリハーサル。

気心の通じたミュージシャン達とのセッションは楽しい!

スペシャル・ゲストはあの人、そしてあの人、そして、なんと初共演のあの人も!!!(笑)

番組のスタッフの皆さんも、かなり気合いを入れて下さって、保存版となるに違いないこの放送。

どうぞお見逃しなく!!!

しかしあの人は、今日も無口だったなぁ...。


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2009年2月 1日

* 47th Birthday !!!

沢山の皆さんからのお祝いのメッセージ、ありがとうございます!

こうして毎年、ファンの方々や、家族や友人、スタッフのみんなに誕生日を祝ってもらえるのがどんなに嬉しいことか!

写真は絵はがきのように見えますが、事務所の糟谷社長から贈られた本物のバラの花束。

なんと美しいのでしょう!

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最近、平気で自分の年を「37歳です」と決してサバ読むわけではなく、純粋に間違えてしまうのですから、間違いなく「47歳」としての自覚はないようです。

本当に、困ったものです(笑)。


先週は大阪から帰国してから(笑)、レコーディング、対談、テレビの収録、ラジオの収録、等々、かなり多忙な日々を送っていました。
週末は体調を崩し寝込みましたが、今日はどうにか笑顔で過ごせました。


そして本日、ギタリズムV特設サイトがopenしました!

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アルバム全曲の視聴が出来るページや、アルバムに参加してくれたアーチストの皆さんからの動画メッセージ、BEAT CRAZYでしか聞けないRADIO HOTEIの限定配信、ジャケット写真等の壁紙プレゼント、そして4月27日から始まる全国ツアーのスケジュールがいよいよ発表されました!!!

誕生日を祝って頂いた御礼です!

是非楽しんでください!

誕生日に山積みのバースデーカードにメッセージを書いていたのも、なんだか不思議でしたが...。

初めの数枚「おめでとう」のかわりに「ありがとう」と、つい間違えて書いてしまったりして。

幸せな男です。

布袋寅泰は。

みなさん、ホントにありがとう。