大切なスタッフの父上の訃報。
冬の澄んだ空を真っすぐ昇られることを祈るのみ。
無力な自分に腹が立ちます。
時差で早起きが続く。
ルーリーを連れていつもの公園へ。
霜が降りていた。
思わず近づいてじっくり眺めてしまった。
群馬の冬は厳しく、山々から吹き下ろす冷たい風に吹かれて、
手袋をはめ、鼻水をすすりながら、田舎道を通った幼少時代。
田んぼには氷が張りつめて、スケートリンクと化していた。
霜をサクサクと踏む冬の靴。
空気をハッと吸い込むと、肺の中がキュンと冷たくなる。
東京のど真ん中、眩しい冬の光の中で遠い昔の記憶が蘇る。
いくつもの季節が巡り、太陽や月、水や風の中に、過ぎ去りし日々は眠っている。
打ち合わせ、ラジオ収録、インタビュー、ヘアカット、パーティーetc...etc...。
多忙な日々が始まった。
大好きなことを仕事にできた幸運を噛み締めながら、丁寧に取り組んでいきたい。
トランジット長いね、と友人からのメール。
失礼しましたっ(笑)。
東京に戻ると、たった30分の時間を作ることが難しくなる。
流れる時間は世界共通なのにね。