日本が誇るF-1ドライバー佐藤琢磨くんとの久しぶりの再会はVIRGIN ATLANTIC航空のラウンジでの出来事。
つくづく旅は面白いと思う。
琢磨くんに会おうと思ってモナコのレース場に行ったって、会える確率はゼロに等しく、
ラウンジでブログをアップしようとしていたら、突然となりに現れるのだから!
世界を股にかけ活躍する琢磨くん。いつもキビキビとシャープで頼もしい人です。
機内の座席につくと、懐かしいスチュワーデスさんがご挨拶にきてくださる。
VIRGIN航空がデビューした時の衝撃は今でも忘れられない。
ロキシーミュージックが離陸時のBGMにかかる航空会社なんて今までなかった!
スチュワーデス(キャビンアテンダント?)さんたちも滅茶苦茶ファンキー。
お客様用のスナックをつまみ食いしながら歩いている。
まさに「ロックンロール航空会社!」。
日本の航空会社でこんなことしたら、クレームの嵐でしょうね。
VIRGINグループの代表であるリチャード・ブランソン氏と対談したことがある。
しかも俺の部屋に招いて!
一人暮らしをしていたその部屋は、英国で買い集めたゴシック時代のアンティークなインテリアでコーディネートされた、通称「ドラキュラの館」。
インテリア・デザイナーに、「ドラキュラ伯爵が棲んでいるような部屋に住みたい!」と無理をいい、全面にあった窓をすべてつぶして壁紙を貼り、「ベッドも棺のように上蓋をつけたい」と言ったが、さすがにそれはやめてくれ、と言われたのを覚えている。
リチャードが語った、彼の夢が叶うまでの挑戦という名の冒険物語は、ロビンソン・クルーソーの物語のように、俺の心を少年に戻してくれたのを今でも忘れない。
そんな思い出のVIRGINに乗って、久しぶりの渡英である。
「ギタリズムV」のレコーディング最終作業である、マスタリングを行う為にやってきた。
ヒースロー空港に到着するなり。「ただいまー!」と叫んでしまいたくなるほど、ロンドンは自分にとって、やはり第二の故郷。
アビーロードにある自分のフラットは、英国の友人に貸しているため、今回はホテルに滞在する。
大好きな街、コベントガーデンにある、キュートなホテルだ。
短い滞在ながら、ロンドンの様子をまたブログでお伝えしますね。
ライカを片手にロンドンを歩くのは初めて。
懐かしい風景の中、どんな自分と出会えるのだろう。
「LONDON BLUE」を口ずさみながら。