曲作りはもちろん曲によって方法も異なりますが
自分の場合はまず、ベーシックとなるビート作りから始まります。
踊りたくなるような、シャウトしたくなるような、ギターを思い切りかき鳴らしたくなるようなビートを身体で感じながら、ギターのリフをのせる。
最近は基本的に、あまりコードを多用したくないモード。
今まで数百という曲を作ってきました。
もちろんその中で自分のスタイルを見いだしてきたし、どの曲も自分らしさに溢れていると思っていますが、そのスタイルに頼りたくない。
常に最新型の自分を追求していきたい。
チャレンジ精神こそ、アーチストがアーチストである為の根本であると思います。
東大寺のコンサートは、本来の自分に立ち返ることができた貴重な体験でした。
進行中のギタリズム5はビートの洪水のようなアルバムです。
しかし東大寺以降、より宇宙的な広がり感を発したいと強く思うようになり、
ここにきて、全体を再構築したくなってきました。
ギタリズムの世界...。
それは自由かつ冒険心に溢れた、音の宇宙。
そして、曲に言葉がのると、いきなり楽曲のイメージが変わります。
とても具体的にもなるし、逆に抽象的にもなる。
全体のトーンを意識しながら、一曲一曲を際立たせなければいけない。
自己プロデュース能力が問われる場面です。
今回は作詞でも多くの方々が参加して下さいます。
ビート同様、言葉のリズムもお楽しみに。
そして昨夜は森田恭通くんのオーデマ ピゲの限定モデル「MILLENARY LIMITED EDITION by MORITA」の発表パーティーへお邪魔しました。
森田くんが壇上に上がる際、田中知之くんのミックスによる「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」が使用されました。
複雑なムーブメントを纏った、ゴージャスで華麗な、まさにモリタ・デザイン。
尽きる事のない彼の発想力には驚くばかりです。
しかし、それ以上に驚くべきは、御夫人でいらっしゃる大地真央さんの美しさ!
この世のものとは思えません!(笑)
もうすぐ始まる舞台「月の輝く夜に」の準備で御多忙とのこと。
是非、またステージを拝見させていただきたいと思います。
会場では倉科くんやクリス・ペプラー氏ともお会いできました。
そうそう、魔裟斗くんと初めてお会いしました。
いい男だねぇ。惚れ惚れします。
パーティーは相変わらず不慣れながらも、少しずつ友人も増え、自分を持て余すことなく、楽しめるようになってきました。
時には華やかな世界に飛び込むことも大切だと思っています。
写真は壇上から俺に気づいてサインを送ってくれたチャーミングなお二人。
パーティーが終わり、エンジニアの関根くんと我が家のスタジオで進行中の音源を聴きました。
タイでのボクシングの厳しい世界から、我が世界へ戻り、自分との格闘の日々が再スタートしました。
「最後まであきらめない。」
これは今年の日記の一ページ目に、自ら記した目標です。
そしてその気持ちは変わりません。