BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

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2008年9月アーカイブ

2008年9月30日

* 頑張れ大西!

矢沢さんの娘さんのYOKOさんがデビューするというニュースを見ました。

先日、大西克巳くんに会ったとき、その話は聞いていました。

お二人とも頑張ってくださいね!応援しています。

父上の偉業を乗り越えるのは至難の業ですが(いわばプレスリーの娘さんですからね!)
YOKOさんには彼女らしく、音楽を楽しみながら様々な経験を通じて多くを学び、
YOKOさんならではの歌を確立してほしいと思います。
父上の素晴らしいファンの皆さんも、いつまでも温かく見守ってくださることでしょう。

大西君は、数百にのぼるオーディションテープの中から僕が選んだ、
確かな技術と独自のセンスを持ち合わせた素晴らしいギタリストです。
JET SETSというユニットでHOTEIプロデュースでデビューし、その後は様々なアーチストのサポートや、楽曲提供、アレンジ、演奏で信頼を得てきた実力家。
天才肌でありながらも努力を惜しまない(一日中ギターを弾いてる!)まじめな男です。
プロデューサーからの「まじめすぎるからダメなんだよ!革ジャンで路上に寝てこい!」
などという極端な助言をサラリと交わし、こつこつと腕を磨いてきたのが良かった!(笑)
いよいよ大きなチャンスが巡ってきましたね。
流れの速い音楽業界。
結果ばかりが求められます。
しかし表現に苦悩はつきものです。
悔しさをバネに、とよく言いますが、まったくその通りだと思います。
目の前の餌に飛びつき、瞬時にして成功を手に入れても、それは長く続きません。
短い滑走路から飛び立つのではなく、助走をつけて、遠くを目指してほしい。
それは「夢を追う人」全員に言えることです。
そして夢は大きい方がいい。
叶う、叶わないは、どうでもいいんです。
「大きな夢を胸に抱いて生きて行く」ことが大切なのです。

「宇宙飛行士になりたい」

小さな頃、誰もが抱いたはずの夢。
でも、それは叶わないだろう、と諦めた同時に、夢は消えてしまったのです。

中国でも初の宇宙遊泳が成功したと報じられました。

嗚呼。宇宙に行きたい...。

秋は空が高くなるけど、宇宙が近くなる。

今年のテーマは

「夢見る秋」。

よい夢を見ていますか?








2008年9月27日

* ドラマ撮影

今日はドラマの撮影でした。

ドラマに出演するのはひょっとして初めて???
久しぶりの演技は緊張しました。
なんせ役柄が...。
相変わらずの大根役者ですが、監督は喜んでくれたようです。
近々情報がアップされると思いますのでお楽しみに!


フレグランスがなくなったので新しく購入。
ステージでは今もダンヒルのdesireを愛用していますが
日常ではT.P.O.や季節によって変えています。
今回はサンタ・マリア・ノヴェッラのAQUA DI COLONIA。
ルシアン・コロンとサンタ・マリア・ノヴェッラ。

AQUA DI COLONIA BOX.jpg

AQUA DI.jpg

ロンドンにいた頃、ハロッズで手に入れて以来、何度か使用していたブランド。
白いシャツによく似合う、颯爽とした香り。
香りは日常でも欠かせないリラックス・アイテム。
お香やキャンドル、バスオイルやアロマオイルや石鹸など、
香りに安らぎを求めるタイプです。
フェティッシュ・ツアーの武道館公演では大量のお香を焚き、
入場時から観客の皆さんをセクシーな気分に誘う演出をしました。
男があまりプンプンと香りをバラまくのはよろしくありませんが、
仄かに香りを肌に纏うのは、自分に向けてのお洒落かもしれません。

「香りなんて、ほんの気休めでしょう?」
とおっしゃる方もいるけれど、香りで気休めができるなんて最高。
日頃、もの凄いスピードの時間軸の中で生きている私たち。
眠りの前に、深く呼吸をして、心のスピードダウンをすることで
身も心も安らぐような気がします。
最近ヨガにも興味があります。
(インストラクター募集中!(笑))

今夜はゆっくり映画でも観ようかな。






2008年9月25日

* 主夫になりたい

今日はヘアカット〜買い物〜RADIO HOTEI収録〜東大寺スタッフ・ミーティング。
忙しい一日でした。

以前ご紹介したヘアメイク・アーチストの原田忠さんが東大寺に参加してくれることになりました。
ニューヨークから戻ったばかりの原田さん。(彼も群馬生まれの同郷人!)
お互いを見て開口一番「随分伸びましたねぇー!」と一言。
最後に切ってもらったのは夏フェス前ですから当たり前のこと。
いけませんね。やはり月一で手を入れないと。
そう言いながら、ビーチハウスの庭の雑草の状態が気になってしまう俺。
きっと鬱蒼と茂っているのだろうな...。
ここのところ忙しく、なかなかビーチに出かける暇もなく、海の音が恋しいです。

途中の買い物はブティックで秋冬ものを...
と言いたいところですが、マーケットでパワージュース用のフルーツや、キャンベルスープやアボガド、
ワインやビール、チーズやオリーブなどを次から次へバスケットに。
意外と好きなんです。マーケットでの買い物。
ロンドンに暮らしていた頃も、早朝から近所のマーケットで新鮮な野菜を買い込んで
ミネストローネを作る日々が続きました。

花屋さんでススキや秋の花を。
唐辛子の木も色鮮やかで素敵です。
買った花を両手に抱えて帰るのも大好き。
ジョン・レノンじゃないけど、本当は主夫になりたいくらい。
亀や金魚や愛犬に餌をやり、庭の朝顔やバジルやローズマリーの手入れをして、
家中の窓を開けて、大好きなCDを聴きながら部屋の片付けをする。
そんなことをしている時が一番リラックスできて幸せなのです。
車を磨いたり、スニーカーを洗ったり、途中美味しいコーヒーをいれてシガリロで一服。
まったくもってロック・ミュージシャンのイメージとはほど遠い静かなひとときを無性に欲してしまうのは
日頃、音の宇宙に浸かりっぱなしだからこその反動でしょうか。

「RADIO HOTEI」はB.C.メンバーズサイトで毎月第1、3木曜日更新しているWEB RADIO。
毎回テーマを決め、約10分前後の番組を作っているのですが
スポンサーも無いし、勝手にテーマを決められるから、ある意味普通のラジオより自由で
毎回楽しんで収録しています。
今日も懐かしい話をしていたら様々な思い出がよみがえり、止まらなくなってしまったほど。
こうしてブログを通じて日常を語るのとはまた違う、ラジオならではの良さがあると思います。

そして事務所でスタッフ・ミーティング。
毎回、ライブに関しては、自分で構成を作り、演出案を提示し、それをスタッフと話し合い
実現化していゆくのですが、今回はとにかく新しい挑戦が山盛りなので、ミーティングにも熱が入ります。

そして今、その構成案を見直しています。
ご来場の皆さんが、満面の笑顔で会場をあとにするように、吟味に吟味を重ねます。

ミシェル・コルボ指揮によるフォーレの「レクイエム」を聴きながら
秋の夜を満喫しています。


FAURE.jpg



2008年9月24日

* 深呼吸

快晴。
ルーリーを連れて公園へ。

greeeen.jpg

公園では最近、近所の外国人女性たちが集まってエクササイズをしている。
彫刻のような筋肉の男性トレーナーの号令に従って、
ボクササイズや短距離ダッシュをしている姿のなんと勇ましいことか!
まるでアマゾネス軍団。(古い?)

amazones1.jpg

amazones2.jpg

絶対勝てない自信がある...。
たまに太極拳の日本人のおばさま達と隣り合わせでやっているのだが
動物の種類が違う、と言っても過言ではない。
しかし素晴らしいことです。

「健全な肉体に健全な精神は宿る」

12時近くにスタジオから帰宅する際、真夜中のジョギングを楽しんでいる人も多い。
ストレス社会に生きているからこそ、身体だけは解放感を味わっていたい。
東大寺ライブに向け、中断していたトレーニングも再開した。
食事も玄米中心のストイックな料理に戻した。
お酒も最近はほとんど飲まない。
料理に合わせてワインを飲む程度だ。
やはり調子がいい。


今日はスタジオにスティーヴと河野くんが来て、岸君と4人で東大寺のアレンジ打ち合わせ。
すでにこの段階でかなり盛り上がる。
客席で観たいなぁ。
途中、Yaccoさんが衣装のサンプル生地を持って登場。
さらに気分は盛り上がる。
やっぱり俺はライヴをやる為に生きているのだと思う。
レコーディングをやりながらも、ライヴ会場の熱気や声援をいつもどこかで感じている。
気の早い話だが、今から次のツアーが楽しみだ。


余談ですが...。

よく、「犬の顔は飼い主に似る」と言いますが、あれ、本当だね。
逆かもしれないけど。
散歩していて思わず笑っちゃう時があります。
同じ顔すぎて。
特に日本犬を連れているお父さん。
後ろ姿までそっくりです!
あ、きっと俺も言われてるんだろうな。
恐そうな人が恐い犬連れてた、とか。
ホントは優しくて、甘えん坊なのに。(笑)

さて、そろそろギター・ダビングです。

また。





朝青龍休場。
個々が自由に意見を言える時代とは言え、ここまで言いたい放題言われてるのを見るとさすがに気の毒に思う。
戦う人間にとって「頑張れよ!」の一言がどんなに励みになるか。
国民全員が審判となり、一挙一動を見逃さない。
国技の頂点にいるのだからそれは仕方ないことかもしれないけど。
一言でも失言あろうものなら、その一言だけが切り取られ、ネットやメディアを通じて反復される。
自己判断する間も与えず、脳に一方的に焼き付けられる。
怖いと思います。
今の日本は。

今日はスタジオでバースデー・カード書き、400枚!
サインだけでは味気ないと思い、一言メッセージを添えるのだが、それが大変。
同じ言葉を何百回も書いていると、
「あ」という字はこれで正しかったっけ???
などと頭がこんがらがってしまう。
多分来年からは簡素化されると思うので、今回のバージョンは貴重です!
BEAT CRAZYへの入会はお早めに!(笑)
毎年自分の誕生日にはたくさんのファンの方々から、素敵なメッセージやプレゼントを頂く。
お返しというわけではないが、感謝の気持ちを込めて一枚一枚書いている。

メールが主流の時代。
携帯やPCで瞬時にやり取りできるのだから、これ以上便利なことはない。
ファックスが登場した時、母に「この紙はどうやってここから出てくるの?」
と問われ、「電線を通ってだよ」と答えた。
母は紙が丸まって電線を通ってくるのをイメージしたらしく、余計に困惑していた。

『メールは打つ。』

そう。書かない。
整然と誤字もなく(たまに誤変換はあるけど)インクが滲んだり、筆圧が変わったりしない。
どんなに心を込めても、テキストに変換すれば、見ただけでは誰の書いた文章だか見分けはつかない。

『手紙は書く』

そう。手で紙に書く。
癖のある字や、誤字脱字、句読点の間、文字の色や、言葉の強さや優しさが伝わる。
封を切り、手紙を取り出す瞬間、ドキドキする。

『メールを書く』

がいいね。
何事も気持ちが一番大切だものね。
メールを「見る」ではなく「読む」。
当たり前のことが当たり前でなくなることが一番恐い。

スタジオにはたくさんの機材が並んでいます。
先日は久しぶりに12弦も登場。
ギターケースの上にはマットとストレッチ・ポールが乗っています。

12STRINGS.jpg

POLE.jpg

葉巻をゆっくり燻らす時間もない日々。

明日からは東大寺のライブに頭を入れ替えます。

終演後の葉巻を何にしようか、今から悩んでいます。

CIGAR.jpg




2008年9月22日

* ニュース

東京は嫌な天気が続きます。
周りにも風邪や体調を崩している人が続出。
皆さんはお変わりありませんか?
充分お気をつけ下さい。

そして哀しいニュースが続きますね。
本当に胸が痛くて苦しくなります。
大自然の弱肉強食の世界で、生きる為に戦う動物はいても
我が子を殺める動物なんて人間だけではないでしょうか?
生命はまさに奇跡です。
生まれて、生きて、生を全うして死んでゆくことすべてがまさに奇跡なのです。
現実から目を背けてはいけないかもしれないけど、
毎日こうしたニュースと向き合っていると、心の隅に悲しみが居座ってしまいます。
消された小さな命の灯火が、天国でまた笑顔を取り戻し、
安らかな時を刻むことを願ってやみません。


レコーディングは毎日順調に進んでいます。
(ヘルニアは相変わらず意地悪をするけどね)
ただ今ギター・オーケストレーションの編集中。
ゴージャスです。


先日は東大寺のライブの衣装の打ち合わせでYaccoさんがスタジオに来てくれました。
彼女はまさしく太陽のような人。
彼女がいるだけで周りがフワッと日だまりに包まれたかのように暖かくなります。
デビッド・ボウイと共演した際、初めて武道館の楽屋でお会いしたのかな?
楽屋には鋤田正義さんや、山本寛斎さんといったデビッドさんゆかりのご友人たちがいらっしゃいました。
Yaccoさんはその夜、デビッドさんに素敵なコートをプレゼントなさった。
そして数日後の福岡公演のアンコールで、彼はそのコートを羽織ってステージに上がりました。
後にYaccoさんのトークショーに招かれた際、「HEROES」のジャケット撮影の秘話などを聞かせてもらいましたが、いかにデビッドさんが彼女を信頼しているか伝わり、嬉しくなりました。
東大寺の衣装は豪華です。
(中丸さんも!!!)
音と同様、こちらも楽しみにして頂きたいと思います。



麻生さんが圧勝のニュース。

松井くんが手術のニュース。

阪本さんの映画が上映中止のニュース。



心が晴れるようなニュースが聞きたいね。



晴れ渡る秋の空が見たいね。



















2008年9月20日

* 宇宙

ピンクフロイドのリック・ライト氏が亡くなってしまいましたね。
先日デイブ・ギルモアのアルバートホールのブルーレイで彼の素晴らしい演奏を聴いたばかり。
ギルモア氏はリックさんの病状を知っていたのでしょうね。
長年の友を失うほど哀しいことはない。
追悼の意を込めて、大好きなフロイドのアルバムを聴きたいと思います。

先日改めてYESの「危機」や、クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」を聴き直したら
懐かしさだけではなく、本当に新鮮で素晴らしかった。
プログレは今マイブームです。
映像が浮かぶ音楽....。いいよね。
音楽は「ファンタジー」であってほしい。
そこから夢が広がって、宇宙までも心が飛んでゆくような。

宇宙と言えば、とある雑誌に「宇宙エレベータ−」の話が載っていました。
『全長10万kmで移動速度は新幹線並み〜こんな未来が20〜30年先には待っている』とのこと。
リチャード・ブランソン氏(一度我が家で対談したことがある!)も
VIRGIN GALAXY社を設立し宇宙旅行実現に向け着々と準備は進んでいるらしい。
チケットはもう売り切れとか?

人類のここ数十年の進化の速度は驚異的です。
しかし、果たして本当に我々は進化によって豊かになったのか?
といえば誰もが疑問に思うはずです。
インターネットをはじめとするテクノロジーは本当に便利だけど
便利になったのなら、その分自由な時間が生まれるはずなのに
我々は逆に何かに追い立てられるように毎日を生きている。
電波の悪いところに入って携帯が使えなくなるだけで、
まるで身体の一機能を失ったか如く落ち着かなくなる。

秋は夜空がキレイですね。

遠い宇宙の事を考えていると、自分のちっぽけさに消え入りそうになるけれど

いつも心に宇宙を。

NASAのホームページは見ているだけで少年の心に戻れます)
フィンランドのバンド、アポカリプティカ(やっと言えるようになりました)のMikkoからメール。

「来月18日にTOKYOでプレイするんだけどギター弾いてくれないか?」

残念ながらその日は東大寺。
ニューヨークで観た彼らはカッコ良かったなぁ!
Mikkoは間違いなく世界で最も絵になるドラマー。
髪を振り乱して叩きまくるその姿はホレボレします。

mikko.jpg

いつか絶対一緒にやってみたいドラマーです。
まずはビデオで競演(笑)。
「グレイス」という曲でクレイ・アニメーションで参加しています。
かなり時間がかかっているでしょうね、これは!
俺の髪がなぜか緑ですが、細かいところまでよく作ってあります。
是非ご覧下さい。

彼らと一緒の時
「フィンランドってサウナが有名だけど一家に一つって感じなの?」
と冗談まじりで訊くと
「うん。当たり前。」
と真顔で答えた。
「子供も入るの?何歳から?」
と訊けば
「うーん、3歳くらいから入るよな?」
「うん、入る入る」
とのこと。
俺もかなりのサウナ好きですけど、3歳からマジで入るの???
ビックリです。



さて、今日の笑い話。

先日アストンをオープンにしてi-podを聴きながらドライブをしていたら
いきなり「稲川淳二の怖い話」が大音量でかかりビックリ!
前々回のツアーの際、移動で音楽を聴くのも飽きて、落語やらお笑いのポッドキャストやらを入れて一人ニヤニヤしながらヘッドフォンしていたんだっけ。
すっかり忘れてました。
オープンカーで稲川淳二さんを聴いてるドライバーって、ある意味もっと怖いかも。
気をつけましょう。


レコーディングは順調です。
かなり輪郭が見えてきました。

さて、サウナに入って出かけます。(笑)











昨日から3日間は福富幸宏さんとセッション。
(彼のブログをリンクしようとしましたが「あけましておめでとう」の書き込みが最新(笑))

彼とはギタリズム3の「EMERGENCY」という曲で初めて御一緒しました。
近年ではRIP SLYMEとの「BATTLE FANKASTIC」のMASH UPを担当。
幅広いジャンルに精通する頼もしいクリエイターです。
なにを隠そう彼は元ソドム。(という俺も元オートモッド(汗))
人に歴史ありです。
ブリブリっとジャーマンなビートがスタジオに溢れています。
ソフトシンセで今PPGが鳴っています。
判る人はかなりコアな人。(笑)
ドイツマニアな会話で盛り上がり、時に大笑いしながら作業は和やかに順調に進んでいます。

w-hukutomi2.jpg

気分はすっかり秋。
ですが、太陽は容赦なく、エンジニアの関根くんは今日も半ズボン。
「夏は短パンっす!」
と元気な彼は古式泳法の達人という今時珍しいお人です。

外気と室内の温度調整がますます微妙な今日この頃。
体内のサーモスタットが完全に狂ってしまいます。
ヘルニア王国の住人としては非常に辛い日々。
整体の先生や、手の治療の先生たちも、ここのところ体調を崩している患者さんがとても多いとおっしゃっていました。
皆さんも充分気をつけてくださいね。
特に首もと、足もとに。

そんな俺の身体をサポートしてくれているのがこの水。

water.jpg

ファイテン』さんから毎月送って頂いている、純金ナノコロイド配合の魔法の水。
高橋尚子さんをはじめ、多くのアスリートの皆さんが愛用するこの水のおかげで
底力を上げてもらっています。
ファイテンさん、いつもありがとうございます!


早朝の公園にはたくさんのランナーがいる。
遠い向こうから近づいてきてすれ違うその瞬間、
彼らが纏う風が自分の身体をフワッと通り抜けてゆくようなあの感覚が好きだ。


昨日は事務所でBC会報用のインタビュー。
その後、早稲田のスタジオにて東大寺で導入するサラウンドシステムの音源をチェック。
今回は沢山の方々のお力を借り、幻想的な音空間の実現に向けての準備が着々と進んでいます。
サラウンドの助っ人は世界的シンセサイザー奏者であり、立体音像を想定した独自の作曲の第一人者である冨田勲先生のお弟子さんの野尻修平さん。
演奏予定曲(あくまでも草案)に付け加えられた演出/構成案に対し、彼がまずサラウンドの可能性をしかるべき環境で提示するファースト・ミーティング。
プログラマーの岸君も参加し、めくるめく3Dサウンドの世界を堪能しました。

日本語は時に「風の音」「光の音」「静寂の音」「森の音」など、実際には聴こえない音を情緒的に表現したりしますが、今回のコンサートではそれを実際観客の皆さんに味わってもらいたい。
バンドの奏でるBEAT MUSICと、それを包み込む立体音像。
東大寺のライブは多彩なゲストを迎えたエンタテイメント性の濃い内容となりますが、この立体音像の導入は我々の新たなる挑戦でもあります。
極上のエンタテイメントでありながらも、常に実験的な精神は忘れないでいたい。

最後に聴かせていただいた富田先生のDVD AUDIO『源氏物語幻想交響絵巻』は圧巻の一言に尽きます!
サラウンド・システムはホームシアター等ですでにおなじみ(といっても5.1chを設置しているユーザーはまだまだ多いとは言えないようですが...)五感に響き渡る別次元の音楽体験と言えます。
最近はずいぶん手頃な価格で5.1chの世界を家庭に導入できるようです。
先日遅ればせながら BluRayを買ったのですが、これまた凄い!
一度観たらDVDがVHS並みに見えます。
おなじみの冒頭の「注意書き」の時点で「キレイ!」と叫んでしまいます。
リージョン・フリーということで海外のソフトも楽しめますから、字幕が必要な映画以外の音楽、舞台、自然、 CGなどのソフトを楽しむ事ができます。
サウンドのクオリティもDVDとは比べ物にならないほど鮮明。
(最近会う人皆に「ブルーレイ観た???」と決まり文句のように言っています(笑))
こちらも未体験の人は機会があれば是非ご覧になってください。


で、写真は上記の内容とはまったく関係のないピエール・アルディの限定生産のメタリックなマルチカラー・スニーカー。

SNEAKER.jpg


彼のスニーカーはデザインだけではなく履き心地も満点で、気づけばずいぶん集まりました。
デニムに良し、スーツに良し。
最近一番のお気に入りです。
当分幸せ。
昨夜は新宿のヒルトンホテルで行われたVodafon McLaren MercedesのPARTNERS PARTYに
ゲストとして参加してきました。

トークのお相手は奥山清行さん。
ピニンファリーナ時代、エンツォ・フェラーリ、マセラティ・クアドロポルテなどのカーデザインを担当し
「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として名を馳せた工業デザイナー。
長年のイタリア生活から昨年日本にお戻りになった奥山さん。
豪快な語り口でヨーロッパでの御活躍のエピソードやデザインの極意を語って頂きました。
情熱的な眼差しと、時折見せるヤンチャな表情が印象的な素敵な人でした。
男らしいっていいなぁ。

そして岸くんとバトルを演奏。
ホテルのロビーで演奏したことはなく、なんだか新鮮な体験でした。

そして嬉しい偶然は小林径さんがDJで参加してくれたこと。
径さんは自分が通った新島学園の先輩です。
俺が中1の時、彼は高3。
前橋にエアロスミスが来たとき(今から思えば嘘のような話!)たまたま隣に座った径さんと意気投合。
終演後なぜか卓球場に誘われ、彼がいきなり天井に向かってサーブを打ち、なぜか俺も天井に打ち返し
「キミ、なかなか面白いねぇ。バンドやろうぜ」
と話は弾み、バンド結成。
彼はその頃からかなりマニアックなレコードを聴いていて、中3の俺に
「ブリジッド・フォンテーヌの『ラジオのように』は名盤だぜ」とか
フランク・ザッパ、カーヴド・エア、カン、などの中学生向きとは決して言えない難解かつ珍味なアーチストを聴かせてくれました。
彼のおかげで布袋寅泰というねじ曲がったアーチストは創られたと言っても過言ではないほどです。
久しぶりの会話で、彼の父上が昨年亡くなったことや、懐かしい友人は今どうしているのだろう、などと
時の流れをちょっぴりしみじみと語り、再会を祝しました。

楽屋に戻るとエンジン鈴木正文編集長から電話。
「パーティー会場にいたんだよ。カッコ良かったよ!」
と嬉しい一言。
鈴木さんは本当にオシャレな人!
どこのパーティーでお会いしてもピカイチのファッションセンスで会場を華やかにしてくれます。
オシャレにルールは要らない!とばかりに攻撃的でありながらも最高の紳士である彼には頭が下がります。

嬉しい出会いが待っていてくれた素敵な夜でした。


今日の東京は雲一つない晴天。

ようやく秋らしい空気が街を包んでいます。

公園をゆく人々も気持ち良さそう。

大きく深呼吸してまた新しい一日が始まります。

PARK.jpg








2008年9月 7日

* 高崎へ

レコーディングは続きます。
日々トラック磨き。

一昨日はHアール・カオスのお二人と
昨日は中丸三千繪さんとお食事をしました。

Hアール・カオスのお二人とゆっくりお話しするのは初めて。
あの感動のステージは並大抵の努力では生まれるはずがなく
勝手に無口でストイックな方々と思い込んでいましたが、
とっても気さくでチャーミングなお二人でした!
彼女たちは俺のことを案の定「もっと怖い人」だと思っていたらしいです(笑)。
終止笑顔が絶えない楽しいディナー。
ありがとうございました!

そして中丸さんは超過密なスケジュールの貴重なお時間を割いて頂き
シャンパンとワインを飲みながら、世界中を駆け巡った数々の夢のようなエピソードを語ってくださいました。どのお話もため息が出るほど大胆で素敵なお話でした。
食事を終え中丸さんのスタジオへ。
中丸さんのピアノでお弟子さんたちが素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
ベランダからの夜景は摩天楼。
まるでニューヨークみたい。
しかし中丸さんはよくお飲みになる!!!
ついていくのがやっとです(笑)。
本当に豪快で素敵なプリマです。

カオスさんも中丸さんも東大寺を本当に楽しみにしてくださっている。
嬉しい2夜のお食事、本当に楽しかった。




そして本日は布袋家の50回忌の法事の為、故郷の高崎へ。
久しぶりに親戚一同が集まりお寺に行き、お墓参りをしてきました。

車窓から眺める烏川。
子供の頃、よく川遊びに訪れた思い出の川。
その頃は飲み込まれてしまいそうな大きな川というイメージでしたが
今見るととても小さく見えました。
数年前、生まれ育った家を数十年振りに訪れた時も
「え?こんなに小さな家だったっけ?」
とビックリしたものです。
その際、6年通った城東小学校にも行ってみたのですが、あんなに広かった校庭がとても小さく見えました。
もちろん自分も大人になり、想像以上に背も伸び、大きなビルに囲まれての都会暮らしで、どこか感覚が麻痺している部分もあるかもしれませんが...。

最近、東大寺にご挨拶に伺ったり、ルーリーの散歩途中でお寺や神社を見つけるとフラリと立ち寄ったり、なにかとお寺の空気と接する機会が増えました。
教会にも言えることですが、やはり聖なる場所は心を正すと共に、ゆっくりと胸の奥まで深呼吸できる、とても気持ちの良い場所です。
御住職のお話は優しく心に響きました。

「常日頃、何かと時間に追われ、せわしなく暮らす方々が多いこの時代。今日は御先祖様の法事ということでお集りになられたのですから、普段は忘れがちな自分の足元をじっくり見て、自分がどこから来たのかということをゆっくりお考えになられてください」

当たり前のこととは言え、御先祖様が居なければ、今の自分は存在しません。
沢山の偶然が重なり合って、人と人とが出会い、愛しあい、新しい命を生みます。
御先祖様に会ったことはなくても、彼らの魂は今もこうして我々の身体に宿っています。

甥っ子、姪っ子たちも皆立派になりました!
中にはもうすぐケニアに行くという行動派の女の子もいます。
「君は今大学何年生だっけ?」との問いに、「5年生です!」と答え笑わせてくれる彼は、演劇等のパフォーマンスに興味を持っているようです。
札幌の女の子は数年前リップスライムと「バトル・ファンカスティック」を作ったとき
「叔父ちゃん、リップと一緒にやれるなんて凄い!!!」と興奮し
「私リップの曲全部歌えるよ!」
と自慢げにニッコリ。
「今度Mステで一緒になるからサインもらってきてあげようか?」
などと点数稼ぎをしたこともあります。(笑)
妹の娘の花ちゃんは小学校でバスケに夢中です。
最近ギターも始めたとのこと。
YUIさんの大ファンだそうです。
それこそMステの彼女の初出演の際、御一緒しましたが、サインをもらっておけば良かった!(笑)
足の具合がよろしくない母も、昔話に花が咲くと、満面の笑顔。
若くして亡くなった叔父たちの話になり、目頭を押さえる場面もありましたが、我々の記憶の中で彼らはいつも笑っています。

真夏のような日差し。
夏の終わりを惜しむかのように蝉の声がまだ聞こえます。
お線香の煙が立ち上る中、自分が今こうして家族とともに生きているという幸せを噛み締め、皆でお墓に手を合わす。

この澄んだ気持ちを忘れてはいけませんね。

JIZOU.jpg

上の写真はお寺にひっそりと置いてあった石像。
よいお顔です。和みます。


(P.S.そういえば町中で高崎ナンバーの車を初めて見ました。いつから???ビックリしました)





2008年9月 4日

* 恩人

辰吉丈一郎は俺の恩人です。


俺は数年前に頭に怪我を負い手術を受け、延期になってしまったツアーに向けリハビリの最中に
網膜剥離後復帰を賭けた辰吉の試合を大阪で観ました。
そしてツアーが始まり、開演前の楽屋のテレビで、膝に重傷を追いながらも戦い続ける横綱貴乃花の姿を毎日観ていました。
その時期俺はこの二人からどれだけの勇気をもらったことか...。

限界まで決してあきらめない身震いするほどの志。

ボクサーライセンス制限という壁が、今辰吉の目の前に立ちはだかっています。
もちろん賛否両論があると思います。
しかし、俺は辰吉にもう一度リングに上がってほしい。

辰吉の復帰を友人として、そして彼の一ファンとして、願ってやみません。

どうぞ、みなさんも声援をよろしくお願いします。

みなさんの声が、大きな力になると信じています。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000031-spn-spo


2008年9月 3日

* 大沢伸一さん

昨日、一昨日は大沢伸一君とのセッションでした。

クールなイメージの大沢君。実はメチャクチャWILDでHOTでPUNKな人でした。
しかも関西弁バリバリやんっ!
ProToolsでのレコーディングやエディット、プログラミングが主流な今日、
彼はAbeton Liveで全作業を行うのですが、それがなんとも新鮮。
ビートやシーケンスを想像もできない方法で次々とクリエイトしていきます。
強烈にアバンギャルド。
久々に脳天揺さぶられた感じです。

セッションが終わりカスバのレイコちゃんから招待されていたルバロンでのディオールのパーティーへ。
ジャズティスとレイコちゃんがDJ。
大沢君とシャンパンで乾杯を交わしているとm-floのバーバルくんやF.P.M.の田中くん、ヒステリックグラマーの北村さんや桐島ローランド君など、ぞくぞくと友人と遭遇。
PARTY PEOPLEは今夜も健在です!
まだ首の調子が悪いし、親知らずの跡も疼くので、ガーっと飲む気分にはなれませんが、気の合う仲間たちと久々に和やかに語り合った素敵な夜でした。
レイコちゃん、ありがとう!

大沢君との出会いはとても大切なものと思えてなりません。


そして今夜は岸君とスタジオで作業中。

日々ロック。




2008年9月 2日

* 朝日新聞

残暑きびしいザンショ(小声)。

朝日新聞の記事は読んでいただけましたか?
誠に勝手ながら私、辞任を決意しました。

じゃなくて。

ブログにも何度か登場した中丸三千繪さん、Hアール・カオスさん、レナード衛藤さんらが
東大寺コンサートに参加して頂けることとなりました!

夢空間へのイメージが広がります。

お楽しみに。


今日もスタジオでエグいビートが鳴っています。

晴天も辟易。

種から育てた朝顔も立派に花開きました。

清々しい一日になりそうです。

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悪ガキ攻撃による転倒の怪我は全然大したことありませんので御心配なく。

それよりまた親知らずを抜いたので、そちらのダメージの方が強いかも。

午前6時。
いつもなら「まだこんな時間か」ともう一眠りするところをシャキッと起き上がり、ルーリーを連れて早朝ウォーキングに出かけた。
いつもと同じ道なのに、街の表情がまったく違って見える。
朝の光で風景のコントラストが違う。
道行く人の種類が違う。
「おはようございます」
知らない同士が声をかけ合う。
ルーリーもニコニコ顔だ。あきらかに笑ってる。
すれ違う人もルーリーの笑顔につられてニッコリ。
朝の笑顔の連鎖、気持ちいい。


一つ前の「英語で怒るのは難しい」の巻がなぜか好評だった。
誰もが心当たりのあることだからだろうか?

怒るのは難しけど、感謝するのは意外と簡単だ。
そう、『Thank You』
サンキューは日本で一番よく使われる英語なのではないだろうか?
ひょっとしたら『ありがとう』より言い易いかもしれない。
日本語では『ありがとう』より『すみません』の方が多く使われているかもしれない。

先日、近くの交差点での話。
ルーリーはきちんとおすわりをして信号が変わるのを待っている。
向かいで同じく信号待ちしている人たちが感心してルーリーを見ている。
そんな中、外人さんがこちらを指差して隣の友人と思わしき人と、なにやらヒソヒソ話をしている。
信号が変わったのに彼女は渡らず俺たちを待っている。
「Are You Tomoyasu?」
あなたはトモヤスですか?と訊かれることはほとんどなく、
「Yes, But Why?」
と尋ねると、
「私はあなたのギターが大好きです。ミキ・イマイのCDの中でも『アラビアンナイト』という曲でのギターが一番好きです。何百回、何千回と聴かせてもらいました」
とのこと。
「Wow! Thank You!!!」
こちらから手を差し伸ばし、握手をして別れたほんの数十秒の出来事。
『PRIDE』や『Good Bye Yesterday』のような広く知られている曲ではない『アラビアンナイト』が彼女のお気に入りだということが、なんだかとても嬉しかった。
ルーリーと歩き出してからもう一度、心の中で小さく『Thank You』とつぶやいた。

ここで俺のちょっと恥ずかしい『Thank You』癖をひとつ。
外人の女性と頬に挨拶のキスを交わした後、必ず『Thank You』と言ってしまうのだ。
イヤだよね。そんなつもりじゃないのに。

判っているのにやめられないことって、誰にも一つか二つ必ずあるだろう。

もう一つ、必ずやってしまうのが『うがい』時の癖。
主に赤茶色のイソジンの場合。
ガラガラ、ッペと何度かうがいをし、最後にシンクを水で洗い流し綺麗にするのは当たり前。
しかし俺の場合、決まって最後の一口を口に入れたままそれをしてしまうのだ。
綺麗になったシンクを見て思い出し「あっ!まただよー...」とトホホな気分で赤茶色の液体を吐き出すこと数百回...。

皆さんにもやめられない止まらないおかしな癖があったら、どうぞ掲示板の方にお書き込み下さいね。

HOTEI.COMでは『HEAVEN』というBBSが、BEAT CRAZYにも『MESSAGE TO HOTEI』というBBSが用意されています。
常連さんの書き込みはもちろんのこと、普段は書き込まれない方の一文はとても嬉しいものです。


さて!
今日は我が家のスタジオで新曲作り!
アストンの6ヶ月点検!
東大寺の構成&演出案制作!
バースデーカードにメッセージを書く!
盛りだくさんの一日です。

皆さんも素敵な一日をお過ごし下さい。

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