一口でもお酒を飲んだら、言葉の選び方が直感的になるものだ。
後悔するような言葉は決して書くべきではない。
BLOGをスタートした時に、そう自分と約束した。
昨日と今日が繋がっている、という意識を持って、今日の為に昨日を書こう。
昨日は午前11時からヘアカット。
とにかくまず「真っ黒」に染めてもらう。
白髪隠しではありませんよ。念のため。
ヘアのカラーリングの材料はもの凄く進化しました。
自分が高校生の頃はオキシドールで色を抜いたり、バンド時代もブリーチ材を塗ったまま何時間も放ったらかしにして、毛先がちぎれるまで髪を痛めたものです。
クレイジーカラーと呼ばれる絵の具のようなもので、赤や青や緑など、毎日のように色を変えていました。
奇抜な服と髪型で街を闊歩するのが自己主張でもあり、社会に対する抵抗でもあり。
今思えばかわいいものです。
「真っ黒」にするのも、茶髪全盛の時代へのささやかな抵抗かもしれません。
午後は先日BLOGでも書いた、NEW AUDIO SYSTEMの設置。
自宅スタジオに音楽作りのシステムとは別に、純粋に音楽を鑑賞する為の機器を導入しました。
まずはスピーカーの梱包にビックリ!
まるでビンテージのワインを大切に箱詰したような木箱から、赤い布に包まれたスピーカーが。
SONUS FABERのGuarneri Mementoです。
本当に美しいスピーカー。ため息ものです。
そしてプレイヤーとアンプはHEGEL社のもの。
こちらも硬質でエレガントなデザイン。
シンプルなセットアップですが、艶かしい、奥行きのある素晴らしいサウンド。
当分はこのシステムで、人生を彩った名盤達を聴く毎日が続きそうです。
夜は中野裕之監督の新作短編映画集「男たちの詩」試写会へ。
第59回カンヌ国際映画祭で批評家賞を受賞した「アイロン」を始め、津軽出身のニューハーフと南部出身のオカマの会話劇「スパゲティ・ナポリタン」他、可笑しくて切ない男たちの5編の物語。
どこをとっても中野裕之の美学に溢れる作品ばかりでした。
タイポが美しい。
構図が美しい。
色彩が美しい。
9/6から恵比寿の東京写真美術館にで限定上映とのこと。
是非みなさんもご覧になってください。
夜中にルーリーと散歩。
こんなに暑いと朝も昼も歩けないからかわいそう。
たくさんの愛犬家の方々と
「こんばんわ。暑いですね...」
とすれ違いました。
そしてスタジオでマイルスを聴いて、blu rayに録画したオリンピックの開会式を見て、
眠りについた充実した一日でした。