BEAT主義日記 the principle of beat hotei official blog

  • babylon standard
  • my space
  • hotei mobile
  • beat crazy
  • the principle of beat

2008年6月アーカイブ

JCBホールで行われた美樹さんのツアー最終日。
新しいこのホールは音が悪いと評判で(笑)ステージ上のモニター関係含め、彼女が気持ち良く歌えるか心配でしたが、表の音はもの凄くデッド(反響がない)で、いつもの浮遊する心地よさはなかったものの、逆に70年代のソウルミュージックのレコードを聴いているみたいにすべての音が生々しく、歌も今まで聴いた彼女のライブの中でも最高レベル。
旅の終わりを惜しむ彼女とメンバーの皆さんの気持ちが一つとなり、感動的なフィナーレとなりました。
本当にお疲れさま。

彼女のツアー中、ジョン・レノンではないけれど「ハウス・ハズバンド」として僕も頑張りました。
お弁当作りや送り迎え、宿題の手伝いやおやすみ前の本読み...etc...etc...。
大変だったけど貴重な時間を過ごせた。
お弁当の話を皆にすると「ホントによくやりますよね!」と驚かれるけど、自分にとっては当たり前のこと。
よく先輩お父さんたちは口を揃えてこう言います。
「自分なりに子供と出来る限り接したつもりだけど、今思えばもっともっと一緒の時間を大切にすれば良かった」と。
人生もきっとそうでしょう。
「あれもやれば良かった。これもやりたかった...」
もちろんすべて実行することは不可能であったとしても、面倒くさがったり、何か理由をつけてやらなかったり。
後悔のない人生を送るのは誰もの夢。
人間46にもなるとその思いは強くなる一方です。
特に子供に関してはやれることのすべてをやってあげたい。
彼女の為はもちろん、自分が後悔しない為にもね。

麻布のよく行くイタリアンで打ち上げ。
そこのママさんは熱狂的な今井美樹ファン。
御身体の調子がよろしくない彼女は毎日「GOOD BYE YESTERDAY」を聴いて「今日という日を悔いのない一日にしよう」と、毎夜お客様たちに眩しい笑顔を送っています。
我々がそうであったように、音楽の力が誰かを支えているって素晴らしい!
今日からママに戻る美樹さんですが、またステージに立つ時はさらにおおらかな存在であってほしい。
心からそう願います。

素敵な旅の様子はこちら
どうぞご覧になってください。


小雨の中ルーリーの散歩。
都内はサミットの影響かいたるところにお巡りさんが立ち、厳重な警備体制。
ルーリーの粗相を処理していたら
「素敵な犬ですね!ブログ、いつも拝見しています!」
と声をかけられました。
お巡りさんも読んでくれてるのですね!ビックリ。
しかし昔はお巡りさんと言えば皆年上という感覚でしたが、最近は当たり前に若年下の人も多く「お巡りくん」とつい呼びたくなる。
マカロニやジーパン刑事に憧れ、彼らをまねたりしていたけど、実際はヤマさん、ゴリさんの年齢になってしまった自分。(ひょっとしてボス???)
妙な感じです。


ANY WAY...


今日も悔いのない素敵な一日を!





2008年6月28日

* Fly into your dream...




意地悪なパパが訊きました。



「もしパパが君の世界から消えてしまったらどうする?」



沈黙のあと彼女はこう答えました。



「もしわたしがパパの世界から消えてしまったらどうする?」








「悲しくて毎日ずっと泣いていると思うよ」








「わたしもずっと泣いてると思うよ」







愛しさとはなんて悲しいんでしょう。









君の見る夢を 守ってあげたいから









Fly into your dream....
















2008年6月28日

* 上機嫌のすすめ

常日頃心がけるようにしているのは

「上機嫌でいること」

これがなかなか難しい。

しかし上機嫌でいると、すべてがうまくいく。

例えばスタジオでのレコーディング。
もちろんスタジオでの瞬発力や緻密な計算、大胆な発想や決断力は大切だけど、
最近つくづく思う。
「スタジオに入るその瞬間、自分が上機嫌であるかどうか?」
がその日の創作にとって一番影響するのだと。

上機嫌と言っても、スキップ踏んで鼻歌まじり&目はハート型とか、いつもより一オクターブ高い声でクルッと回ってボンジュール!とか、手当り次第に人におごるとか、そういった不気味な躁状態を意味するのではなく、上機嫌を内に秘めていることが大事。

それは一言で言うと「すべての物事に対して寛容」であることだと思う。

上機嫌の対語は不機嫌。
上機嫌も不機嫌も伝染する。
回りが不機嫌だらけになったら一日憂鬱でしょう。

何かを始める前に自分に一声をかけよう。

「上機嫌でいこう!」

たったそれだけですべてがうまくゆく。

すべてが愛しくなる。

試してみてくださいね。







2008年6月26日

* REC & MAC & RELAX

今日も自宅のスタジオでレコーディング。

テクノな風情でしょ?

guys.jpg

岸くん、打ち込みに打ち込んでいます。

kishi.jpg

プログラミングの早さで言えば彼はまさに神!

オーダーをすれば5秒後にはそうなっています。

しかしこのワイアー類!

すべてワイアレスにならないものでしょうか?



そして遅ればせながら到着したのがMac Book Air。

やっぱり買っちゃいました。

air.jpg

air2.jpg

きっとi-phoneも買っちゃうんでしょうね...。


午後はスタジオを抜け出し待望の神の手の元へ!

absolu herbeen早野実希子さん!

痛くてたまに泣きそうになるけれど、その痛さが癖になる魔法の手。

美しいのがズルいです。

何ヶ月も先まで予約で一杯で、悲しきキャンセル待ちの身...。

ここのところ身体のメンテナンスを怠り全身が悲鳴をあげていたので 、至福の(涙入り)時間。

これを読んだ常連さん!

僕の為にキャンセルしてください!


スタジオに戻りロケンロー。

ワイルド&スイートな一日でした。






2008年6月24日

* 鉄鼓の部屋

スティーヴ エトウ生誕五十周年記念トークイベント
「鉄鼓の部屋」へお邪魔しました。

ロッカールームという池尻大橋のライブハウス。
8時になってステージへ向かうとあまりのお客さんとの距離が近いのにビックリ!

トークライブということで特に何も打ち合わせもなく「とにかくダラーっとやりたい」
とのスティーヴの要請通り(?)なんの脈絡もない話の羅列。

ほぼ完璧に間違いなくお笑いライブでした!

観に来てくれたお客さん!
門外不出のヤバい話の数々!!!
是非内緒にしておいてくださいよ!!!(笑)

しかし今回のこのスティーヴの50歳を祝うイベント。
一ヶ月間トークだけでライブハウスを貸し切る!という無謀な企画が成り立つのもスティーヴのナチュラルで優しい人柄あってのこと。
小泉今日子さんから始まって、様々な分野の個性豊かな人々と繋がる人脈。
友情はなによりも大切です。

STEVE.jpg

あっという間に時は過ぎ(しゃべり過ぎでヘトヘト&笑い過ぎで腹筋痛)Birthday Boyのスティーヴから逆に素敵なバカラのグラスをプレゼントしていただきました。

そして最後にギャラ代わりの満員御礼袋!

FREE.jpg

と思いきや

「スティーヴ エトウ 録音一曲無料券 生涯有効なり」

と記された普通見たことないレコーディングのタダ券!
最後まで優しいユーモアに溢れた彼の温かい人柄に、ご来場の皆さんもきっと心和んだことと思います。


客席で観覧してくれたヤマサキテツヤくんと近くの焼肉屋さんへ。

yamasaki.jpg

彼は「アンビバレント」で数曲、アレンジやトリートメントで参加してくれたドラマー。
焼肉屋にいくとトングを放さないのが俺。

「肉の声が聞こえるんです」

ここでもまたひと盛り上がりしヘロヘロになり帰宅。

最高の仲間達との楽しい一日でした。













2008年6月22日

* 濡れてもいい...


「ワタシを散歩に連れてって。」

と言っています。

この目は確実に。

l1.jpg

傘をさして雨の中へ。

びしょ濡れでジョギングする人も沢山います。

「雨だから」を理由してはいけませんね。


しかし!

急な坂の途中でルーリーさん、大をもよおし、ポケットから処理袋を出そうとすると、
今日は随分固い球状のモノを何個もクリエイト!
コロコロと坂を転がっていってしまいました!
片手に傘、片手にリード、ルーリーは微動だにせず創作活動に集中。
第一球は10数メートル下まで球足をのばします。
球拾い、大変でした。

頼むぜ...ルーリー...。

l2.jpg

「雨、好き!」


と言っています。

この目は確実に。









2008年6月21日

* ギター仲間と旧友

昨日はコブクロの小渕くんがアコギを持ってスタジオに遊びに来てくれました!

と言っても録音するわけでもなく、音楽を聴いたり、二人でギターをつま弾いたり。

何故か最後は「BAD FEELING」講習会。(笑)

似てるんだけど違うコブちゃんの「BAD FEELING」。
ダメだしするとかなりムキになって練習してくれて可笑しかったです。

KOBU.JPG

KOBU2.JPG

彼は先輩後輩という堅苦しさもなく、ありのままの自分でいさせてくれる貴重な友人。
ギターが好きで好きでたまらない!といった永遠のギター少年の瞳はイノセント。
真っすぐなエネルギーが心地よい貴重な男です。

湿度の高い東京。
コブクロのツアーの成功と我々の友情に乾杯。
男二人の熱い夜、グイグイいきます!(笑)


HILLS.JPG

HILLS2.JPG

ブレードランナーを彷彿とさせる天空のバーでモヒート。

BAR.JPG

おかげで今日は久しぶりの二日酔い。

後にスタジオで作業中の彼から

「まだ酔っぱらってます!」

のメール。

また飲もうな!



夕方、マーケットで吉川晃司くんと遭遇。

お?君もMBTだな!?(笑)

コンプレックスの頃のようなギザギザした感情もなく、再会を素直に喜べる友人であることがなによりも嬉しかった。
相変わらず肩幅広すぎ。(笑)



夕食はブイヤベースとワインで週末気分を満喫。

今夜は頭のスイッチをオフにして睡眠を貪りたいと思います。



皆様もHAVE A NICE WEEKEND!!!














2008年6月20日

* お薦めの本

クリエイティブな習慣/トワイラ・サープ著

この本は俺のカンフル剤であり、精神安定剤であり、日常を生き生きと過ごす為の人生の手引きとも言える大切な一冊。

BOOK.jpg

ニューヨークの著名な振付師である著者が32のエクササイズというかたちで伝授する
「クリエイティブ」であるための秘訣が論じられている。

「あなたの鉛筆はどこ?」「孤独への忍耐力を鍛える」「恐怖と向き合う」「○○なしの一週間」「筋肉の記憶を信じる」「幸運になる方法」「一万語に相当する絵を描く」「背骨を叩く」「あなたのM Qは?」「自分のスキルの棚卸しをする」「動詞になる」などなど、寝る前に一項読むも良し、仕事の合間に読むも良しの、実践的なアドバイス。

毎日が惰性で流されがち、ルーティーンワークに主張を持てない現代人。
視点を変え、視野を広げ、自己の中に規律を持ち、習慣力を育み、立ち向かう。

すべての芸術を志す人に読んでもらいたい素敵な一冊です。

さて今日もスタジオです。

意外な人との楽しいセッションが待っています!

先日手に入れたばかりのエスクワイアの出番です。

FENDER.JPG





ARTで街を野菜畑にするProject

フランス人アーチスト、ファブリス・イベールの提案から始まったプロジェクト。
青山、神宮前の様々な場所で野菜が育てられ、その周辺にアーチストの小さくて大きなメッセージが残されている。

早速いくつかの種を購入し鉢に蒔いた。

ゴミの分別や節電節水、車の使用頻度など個人レベルでエコロジーに貢献できることは少なくないけれど、こうして種をまき植物を育てるということは、物質社会に生きる我々に新鮮な感動を与えてくれる。

坂本龍一さんが立ち上げた「more trees」。とても豊かな発想だと思う。


garden.jpg

garden2.jpg

にんじんの切り株も水に浸けておくとご覧のように!
花とはまた違う生命力を感じさせるオーガニックな緑。
小宇宙を感じるでしょう?
やや温泉卵っぽく写ってしまいましたが...。

carrot.jpg

今週のスタジオ作業はニューアルバムとは別のプロジェクトが進行中です。
まだ詳細は発表できませんが、また新たなる世界への挑戦です。
きっと皆さんもビックリなさることでしょう!

昨夜は福富幸宏くんと食事。
リップとのマッシュアップ「バトル・ファンカスティック」でプログラマーとして参加してもらったのが一番新しいセッションでしたが、ギタリズム3の「エマージェンシー」という曲を一緒に作ったのも15年前の話。
その後エレクトリック・ミュージックも随分と変容しましたが、今こそ何かまた一緒に出来るのではないか?と話は盛り上がりました。

ギターとビート。
モヒートとモルト。
シガーな二人の真夜中談義。

彼もまた僕の自慢の素敵な音楽友達。
15年振りのエレクトリック・パンク、御期待ください。








2008年6月16日

* Father's Day

地震の爪痕のニュースが今も生々しく気軽な日常を記すことをためらってしまいます。

被災地の皆様、どうぞお大事に。




父の日。

自分は父に何一つ孝行することも出来ず、二度と逢えなくなってしまいました。

父が我が子を見つめたその心、今は痛いほどに胸に広がります。

幼稚園で「父と遊ぶ日」が催され参加しました。

一緒に園庭で遊んだり工作したり。

そして我がギター・コレクションに最高の1本が加わりました。

弦は毛糸の3本、音の出ないギターですが、きっと生涯手放すことのない宝物。

子供は存在を賭けて感謝を一瞬ごとに伝えてくれる。

笑顔も泣き顔も、寝顔も仏頂面も、ひまわりのように眩しく温かい。

心にこの小さなギターを抱いて、父は死ぬまでロックします。

THANK YOU !

My Sweetest.


WOOD GTR.JPG

そして名古屋へ。

大きな遊園地で思う存分遊び、夜は美樹さんのコンサート。
友人の森田恭通くんと大地真央さんがわざわざ足を運んでくださいました。
美樹さんと真央さんが逢うのも20数年振り!
大先輩との再会に終止緊張気味の美樹さん。
森田くんが手がけたレストランで和やかなお食事。
森田くん、いつもありがとう!

お二人は最終で東京に戻られ、俺は名古屋に来たら必ず出向く友人の店へ。
いつもの席でいつものキャンドルの明かりで葉巻を1本。

candle.JPG

ゴッド・ファーザー好きのダンディな吉田くんの選んでくれるお酒はいつも絶品。
まるで旅の途中、錨を下ろしてくつろぐ海賊のような気分です。

w-yoshida.jpg


今週はまたかなり忙しい毎日となる予定。

気づけば風邪もどこかに消えていました。

立ち止まる暇などないのです。

そう。

人生一度きり。

今日という日は二度と来ない。

頑張りましょうね。

お互いに。























2008年6月14日

* 岩手・宮城内陸地震

眠れぬ夜をお過ごしの方々がたくさんいらっしゃる...。

胸が痛みます。

どうか被害に遭われた皆様の心に、一刻も早く平穏が訪れますように。

心から祈り、願っています。


喉に痛みはいっこうに退かず。
毎年この季節には泣かされます。
特にスタジオ内は機材の熱を冷ます意味もありどうしてもクーラーを効かせがち。
湿気の多い空気が冷気となって首筋をパーシャル冷凍します。
しかも音に集中しているからサーモスタットを効かすのも忘れ..。
この時期2年連続で頸椎のヘルニアにやられて以来、十分気をつけているつもりなのですが...。

しかしスタジオの作業は順調に進んでいます。

昨日、一昨日とスタジオに訪れてくれたのはカスタムペインターの倉科昌高くんとJAZZTRONICこと野崎良太くん。

倉科くんとは「LOVE JUNKIE」以来のお付き合い。
二人でBABYLON STANDARDというブランドをやっています。
彼は俺と同じ寅年生まれ。ジェームス・ブラウンをこよなく愛す熱き男。
バンザイペイント在籍時にはカリスマ的な人気を誇るデザイナーでした。
彼には「LOVE JUNKIE」のジャケットで使用したギター、フェティッシュ・ツアーの時の赤いボンデージ・テレキャスターを始め、「モンスタードライブ」ではベントレー・コンチネンタルに3匹の虎を描いてくれました。さいたまスーパーアリーナでの皮の上下の衣装も彼によるペイント。彼はキャンパスだけではなく、ありとあらゆるものや空間を描き塗りつぶす唯一無比の素晴らしいアーチストです。
彼のホームページに今までの作品が展示されていますので是非ご覧下さい。

ミーティングではBABYLON STANDARDの次の展開をテーマに精神論も含め語り合う。
またまた斬新なデザインをお届けできると思いますので御期待ください。

kurashina.jpg

野崎くんとは先日美樹さんのNHKホールで久しぶりにお会いして「飯食おうぜ!!!」と約束。早速スケジュールを頂いてスタジオに遊びにきてもらいました。
ゆっくりお話ししたことはなかったのですが、葉加瀬太郎くんに見いだされキャリアがスタートしたと聞いてビックリ。
葉加瀬くんは握手会で出会ったアマチュアのギタリストをツアーに起用したり、多くの才能ある無名のミュージシャンにチャンスを与え続けている。
素晴らしいことです。
見習うべき勇気ある行動です。
スタジオで新作の音源を数曲聴いてもらい、行きつけのステーキ屋さんで食事。
音楽談議に花が咲き、楽しい一夜となりました。
アカデミックでいながらも瞬発的な衝動を大切にする頼もしいアーチスト。
いつかなにか一緒にできたらいいな。

w_nozaki.jpg

太陽がまぶしい清々しい空。

ルーリーの散歩も終了!
あ、ローリング・ストーン紙のルーリーとのツーショットはご覧になりましたか?
写真チェックの際、自分ではなくルーリーのベストショットを選んだ親バカです。
ロックなドッグと題された特集ページ。是非本屋さんでチェックしてください。

今日は新しいミュージシャン達とリハーサル・スタジオにてセッションです!
久しぶりに爆音でギターをかき鳴らしてきます。

皆さんもアクティブな一日を過ごし下さい。

良い一日を。












2008年6月11日

* MY STUDIO

改装後のスタジオはとてもクリエイティブなイメージ。
フローリングの床材はロンドンのラルフローレンのようなカントリーシック調。
窓から見えるドライエリアの竹とのミスッマッチがいい感じ。
早速花を飾り色彩を添える。

FLOWER IN THE STUDIO2.jpg

WINDOW.jpg

アップデートしたPRO-TOOLSのシステムチェック等、岸くんと今井邦彦さんが頑張ってくれる。

映画音楽等、映像と絡んだプロジェクトの為にモニターも同期できるようにセットされている。

SYN.jpg

新しいシンセ(NORD READ)の上に置いたMacのキーボードが妙な一体感があって美しい。

NORD READ.jpg

今回は完全なるBEAT MUSIC。
クールなシーケンスとソリッドなギターリフで構成される曲が主体。
骨格は大体固まりつつある。
これから様々なミュージシャンと磨きをかけてゆく予定。
とにかく踊れるアルバムになるのは間違いない。


携帯のパノラマ撮影機能を使って撮ってみた。
最近の携帯はホント凄いね!びっくり。

PANORAMA.jpg

今日の気分は「Crystal Castles」「CAZALS」あたりかな。

とにかくスタジオを楽しんでいます。

皆さんも素敵な一日をお過ごしください。














2008年6月 9日

* 風邪のち晴れ

今日は体調が優れずスタジオは休み。

耳鼻咽喉科に行き吸入をし、薬を処方してもらいました。

午前中は雨だったし体調を悪化させるのも怖かったので散歩を見合わせましたが、午後は晴れ間が。
今だ!とばかりに思い切ってルーリーと雨上がりの街に出ました。

雨のあとは木々や地面が大きく呼吸しているのがわかる。
空気が縦にゆっくりと揺れているような感覚。

肩甲骨を締めて横隔膜を開いて、水を沢山含んだ空気を胸一杯吸い込んで、ふーっと吐き出す。

深呼吸って結構効きます。

道ばたには美しい大きな赤い花が咲いていました。

まとわりつく湿気が艶かしくバリ島のウブドゥに居るみたい。

雨で体調不良で一日家に閉じこもるつもりだったけど
逆にリフレッシュできました。

雨とルーリーに感謝。

flower.jpg

lurie.jpg


先週、自宅のスタジオの改装、及び機材のアップデートが完了しました。

今日は僕のオリジナルモデル制作をはじめ、すべてのギターのメンテナンスも担当してくれている頼もしい相棒ゾディアック・ワークスの松崎君と、ピート・コーニッシュの正規日本代理店であるパシフィックスの林さんがスタジオを訪ねて来てくれました。
林さんはお願いしていた「÷13」(デバイテッド・バイ・サーティーン)のCJ11を持ってきてくれました!

13.jpg

早速テレキャスターで鳴らしてみると、これがまたいい!!!
良い部分を言葉にするとなんだか宣伝の為の常套句みたいになっちゃいますが、ひとことで言うなら

「ファンキーな音」

別に16ビートに向いているとか、ダンスミュージック向きだとかではなく、歪ませてもクリアでも、トーンを絞ってもボリュームを押さえても、べたつかず角のある「ファンキーな音」がするのです。

僕はBOφWY時代からギターの歪みにはこだわってきました。
ガーンとストロークした時、6弦が全部聴こえる音じゃなきゃ許せないのです。
それぞれの弦が持つ異なる響きがどれも好き。
1弦1色で合わせて6色ではなく、合わせて無限大の色彩がスパークするところがギターの魔法。
そう、魔法使いの杖の先から飛び出すあの光と一緒です。
テレキャスターが好きな理由もきっと同じ。
ヒリヒリ、ビリビリ、空気をオーロラ色に染める感覚。

彼らが帰った後も、時間も忘れてひたすら弾き続けていました。



そしてスタジオには調律が終わったばかりの新しいアップライト・ピアノが眩い光を放っています。

yamaha.jpg

以前はミディ対応の電子ピアノを使っていたのですが、やはり生のタッチが恋しくて購入。
数あるラインアップから選んだのはYAMAHAのYUS5。
譜面台が大きいのも購入理由の一つ。詩を書きながら作曲する際、小さな譜面台がいつも気になっていたのです。
もちろんビビッドな音も気に入っています。

「PRIDE」や「ラストシーン」「BORN TO BE FREE」など、バラードの多くはピアノと向き合いながら作詞作曲しました。

ピアノは心を映す鏡みたいなもの。

向き合って精神統一して「ポーン」と一音響かせるだけで心のセラピーになります。


ベッドで読書でも...と思っていたはずの一日が、なんだか新しい日記帳を開いたような清々しい一日となりました。



永遠に続く雨などないように、気分は「風邪、のち晴れ」。



明日から再開するプリプロが楽しみです。

またスタジオから日々のトピックスをリポートしますね。

お楽しみに!















2008年6月 8日

* 悔し涙

今井美樹NHKホールでの東京公演へ2日連続で行ってきました。
NHKホールは決してやり易いホールではなく、彼女も苦戦したようです。
特に2日目は喉のコンディションも優れず、ステージから楽屋に戻るまでの道で思わず悔し涙を流していました。
完璧なるステージなど決してありえず、そのアンバランスな緊張感こそが『生』の魅力でもあり、怖さでもあるのです。
自分もステージの上に生きる者。
彼女の気持ちは痛いほど判ります。
経験を重ねれば重ねるほど自分のハードルが高くなって行くのもプロフェッショナルとしての宿命。
客席で聴いている方々の目には映らない「自分との熾烈な戦い」がステージの上で繰り広げられているのです。
彼女にとっては不本意な部分もあったかもしれませんが、両日ともに素晴らしいステージでした。

 Don't worry. You made it!!!


初日には豊川くんが、2日目には江角マキコさんや松井館長ら、大切な友人も訪れてくださいました。
豊川くんは海帰りということでサンダル履き。すでにかなり日焼けしていますが、俳優業大丈夫なのでしょうか?シミになりはしないかと要らぬ心配をしてしまいます。
江角さんはすっかりママが板についた表情で、相変わらずシャキッと美人。
だけどいつもどこかコミカルでサザエさんみたい。
会えば思い切りハグ出来る兄妹みたいな存在です。

2日目は打ち上げパーティーも。

「瞳が微笑むから」等、数多くの今井美樹作品を手がける作詞家の岩里祐穂さんや、ツアーグッズのデザインを担当したアーチストのきしくりさんkaochiのお二人、スタイリストのヤッコさんや松本智恵子さんら、美樹さんの長年のお友達が集まってくれました。

yacco&hotei&matsumoto.jpg
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
  (ヤッコさんとチエコさん。両手に花の図)


中野裕之監督や藤井丈司さん、森岡賢くんも駆けつけてくれました。
藤井さんから美樹さんに送られたのは「七色の薔薇/rainbow rose」!!!
お花屋さんに「今井美樹さんに贈る、英国のローズガーデンに咲き誇るマリー・アントワネットに似合う薔薇を!」とオーダーなさったとのこと。
なんと美しい薔薇でしょう!
さすが藤井ちゃん。いつでもやることがダンディです。(見習わなくては!)


rainbow.jpg

楽屋にはたくさんの方々からのお花が届きます。

我が家は色とりどりの素敵なお花で埋め尽くされています。

orange.jpg


blue.jpg

pink.jpg

red.jpg

violet.jpg


しかし一昨日から体調がいまいちすぐれません。
風邪かな?
巷でも流行っているようです。

皆さんも御身体御自愛のほど。





最近僕のヘアをお任せしているのが原田忠さん
過去数々の賞を受賞した注目のアーチスト。
彼が手がけた作品はまさにメイクアップというアート。
シュールでアヴァンギャルドで美しい作品を是非ご覧あれ。
彼とは同郷の群馬県人同士。
同じ匂いがします。
しかしなんと言っても異例なのは彼は元自衛隊にいたということ。
強靭な精神と肉体を必要とする過酷な世界で彼は空を追いかけていました。
しかし彼に与えられた任務は空を見上げることでした。

そんな彼がヘア&メイクアップアーチストとして世界を駆け巡る存在となったのも
クリエイティヴな精神があってからのこそ。

創造力。

そして

想像力。


神に与えられたこの計り知れぬ力を活かすも殺すも自分次第。

小さくてもいい。

心の叫びを大切にしましょう。


harada.jpg

ちなみに新婚ホヤホヤの原田さん。
素敵な奥様といつまでもお幸せに。









2008年6月 4日

* 音手

昨日はスタジオにてエディット作業。
ずいぶん曲がたまってきた。
そしてその音源を帰宅してチェックはせず、次の朝i-podに入れ散歩をしながら聴くのが最近の習慣。
驚くのはすれ違うほとんどの人がイヤフォンをしていること。
僕は地下鉄には乗らないが、きっと電車の中でも皆さんお気に入りの音楽を聴いているのでしょう。
次のアルバムは朝聴いてテンションが上がるものにしたい。
ヘッドフォン・ミュージックは昔から大得意ですから!

スタジオ終了後久しぶりに元JET SETS(HOTEI BAND)のギタリスト大西克己くんとモヒートを飲みながら音楽談義。
最近は伴都美子さんのサポート等で頑張っているとのこと。
ギタリストとして自分のスタイルを貫きながらこの世界で生き残って行くことの難しさを語り合っている時ふと、

「俺たちは歌手ではない、音手だよな」

と「音手」という言葉を思いつき共感する。
ヴォーカリストとはちょっと違う音とスタイルへのこだわり。

「ギターと共に生きる」という意味でエリック・クラプトンの自伝は大変読み応えがあった。
ギタリスト諸君は是非読んでみてください。

E.C.jpg

気温も低めの散歩日和の朝。
ルーリーと1時間デートしてサウナ。
ヘアカットに行ってからスタジオ入りです。
フレッシュな気持ちでスタジオのドアを開ける。
これはとっても大切なこと。

皆さんも良い一日を。


H&L.jpg








2008年6月 3日

* 5years

関東は梅雨入りとのこと。
雨を憂鬱と思わずに楽しみましょう。
雨雲の上には真夏の太陽が待っています。


昨夜は貴乃花部屋創設5周年」のパーティーに出席しました。

『直径15尺の』の土俵に秘められた宇宙感を大切にし五穀豊穣の名の下に四神に見守られるその土俵で戦う力士は、心身ともに強靭であるべきであり、相撲の神に認められる唯一の存在「真の横綱」を素直な心得でめざし精進して参ります。


配られたパンフレットに記された親方のメッセージ。

途中、親方の歴史を振り返るVTRが場内に流れました。
あらためて彼の偉大さに心震えました。

「戦う者に言葉は無用」

そう。
勝負の世界は言い訳がきかない。
勝者と敗者のみぞ存在する。

常日頃なにかと自分に言い訳をして生きている私たち。
身体を張って生きている人々のメッセージは胸にズシリと響きます。

会場は沢山の来賓の方々で埋め尽くされていました。
歴代の総理大臣が何名もいらっしゃたのにはビックリ!
未来の相撲界を背負う親方に多くの期待がかかります。
頑張っていただきたい。
微力ながらも一友人としてエールを送り続けたいと思います。

パーティーの後は松井館長と久しぶりに飲みました。

やはりこの強い男達にはいつも勇気づけられます。

しかし負けてはいられません。



布袋寅泰の戦いはこれからです。





2008年6月 2日

* 2つの大国の行方

最近はゆっくり本を読む時間もままならない毎日。
曲作りが始まると全本能がbeat化してしまいます。

日々様々な問題が報道される米国と中国。
特に中国に関しての震災の爪痕は痛々しい限りです。
チベット問題やオリンピック等、世界中が注目している中国について
我々は何も知らないに等しい。
何度か訪れたことはあるものの、その巨大さにただ飲み込まれるような感覚を味わうのみ。
米国は史上初の女性大統領か?それとも黒人大統領か?と世界が見守る中、
極東戦略やサブプライムを始め、多くの問題が浮き彫りにされた状態。
我々に届く報道は非常に危険で、物事の一部分だけ切り取られ反復され、受け手を洗脳します。正しい情報など一つもないのかもしれません。鵜呑みにしてはいけませんぞ!

そんな中面白い本と出会った。

櫻井よしこさん著の「異形の大国/中国」と日高義樹さん著の「アメリカ狂乱」

book.jpg


ここに記されているものもまた一つの視点だとは言え、大胆かつ勇気ある分析がなされていて興味深い。報道との誤差もまたリアリティがあります。


「ベッドでファンタジーを読む」という時代ではないものね...。
いや、想像力こそ未来への力!

目の前で起こっていることを「悪夢」として片付けずしっかりと受け止め、
大いなる想像力で未来をブライトなものにしたいですね。