理由はいくつかある。
昨年の新宿公演の後、とある年上の女性からお手紙を頂いた。
毛筆にて丁寧で上品なお言葉遣いでコンサートの感想を綴ったその手紙を読んでいると
一文字一文字に託されたお気持ちが心にじわっと染み渡り
この上なく幸せな気分で満たされたのだった。
俺も学生時代は我ながら綺麗な字を書いていたものだ。
日ペンの美子ちゃんが懐かしい。
コンピューターや携帯などの文明の利器の恩恵を受け
いつでもどこでもコミュニケーションが成立する時代に生きていると
人間退化(WE ARE DEVO!)してしまうもので
書けて当たり前のはずの漢字が書けないのも日常茶飯事という輩も
俺一人でははいはずだ。
そんなある日メモ用紙に走り書きをする際
『まぁ』
と書こうと思って
と『ま』と『あ』のマッシュアップをしてしまいました...。
我が身を襲った終焉の危機も小さくて大きな理由のひとつ。
時の流れは川の如し。
しかし何気ない一日にもかけがえのない一瞬は必ず存在しているもの。
辞書を傍らに日記を付け始めて、様々なものや事柄に意識が広がるようになりました。
そして気づいたことが一つ!
日記帳は大きすぎず小さすぎないサイズのものを選ぶべし。
一言では言い切れず、多くを綴れば嘘になる。
そしてこれが俺の日記帳。
昨年のクリスマスにお気に入りのブティックでいただいたモノ。
すべてのページが前向きで晴れやかな記憶で満たされるように
毎日気持ちをシャンとしてなきゃね。