ギブズがとれ、包帯がとれ、ようやく先生から

「もうギターを弾いて良いでしょう!」

と嬉しいお言葉。

一ヶ月ぶりのギター解禁です!

「といってもあまり無理をしてはいけません。就寝の際は包帯を巻くこと」

正直のところリハビリにもう少し時間がかかり(ギターを弾くのがリハビリなんですが)

完治するには2ヶ月くらい要すのではないかと思っていただけに、我ながら悪魔のような回復力!(笑)

皆さん、本当に御心配おかけしました。

容態を案じて優しいお心遣いのメールをいただいたり、「元気をつけてください」と美味しいものを送っていただいたり

少し良くなったと知って早速快気祝いに誘っていただいたり...。

本当に幸せ者ですね、自分は。

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外せば愛着心すら湧くギブス、そしてファイテンさんからもサポーターやサプリメントなど送っていただきました。ありがとう!

早速自宅のスタジオにギターを運び入れ、アンプにつないで久しぶりの爆音。

左手の握力は落ち拳を握るのもまだままならないけど、ギーンと鳴るこの感触がたまらない。

気づけば結局5時間弾いてました。(これがいけないのですね...)

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そして今日は東京都現代美術館へ。

昨夜お食事に誘っていただいた森田君から「今開催されている『装飾』という展覧会は面白いですよ」と聞き、早速出かけました。
青木克世さんの陶オブジェ(予知夢Ⅸ) 塩保朋子さんの美しい切り絵(Cutting Insights)山本基の塩で作られた(迷宮)など、幻想的な美しさに満ちた作品がたくさん。
そして地階では
「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」  と題された展覧会が開かれていました。
「メディアアート/メディア芸術」というと何やら難解なもののように思いますが、ユーモアに溢れたポップな作品ばかり。
観て触って楽しい未来体験。
おっと?見慣れたオブジェが!と思ったら、河口洋一郎さんも出展なさっていました。
海外では時間があれば美術館やギャラリーに足を運び時を忘れて作品と向き合い、頭と心をストレッチすることが日常なのですが
東京にもたくさんの美術館があるのになかなか足が向きません。
こうして気軽に芸術/美術のある場所へ通うフットワークを忘れてはいけませんね。
情報豊富な時代に生きていると、体験してもいないことを体験したかのような錯覚をしてしまう。
雑誌やウェブでインフォメーションされているものや人々の感想などを見聞きして
まるで擬似的に自分がそれらを体験したかのように思うのは危ないことです。
自分で見て感じたことが自分にとっての答え。


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「美術館で会った人だろ?」/by P-MODEL


ルーリーはそろそろ庭にも飽きたみたい。

明日は一ヶ月振りにお散歩に連れていってあげようかな。


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頭が赤。


2010年3月 9日

* AVATAR

ルーリーを庭に放してモーニング・コーヒーと新聞。
毎朝の静かな愉しみ。

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しかし新聞に書かれる我々の未来は暗い。
数年後には国が破綻してしまうかもしれないという。
子どもたちの未来を照らしてあげなくてはいけない。

But , How?

「AVATAR」を観た。
圧倒的な美しさと迫力の3Dエフェクトにショックを受ける。
数年後には3Dが映像のベーシックになるのだろう。
ある意味「ブレードランナー」を観たとき以上のショック。
人間の創造力はとどまることを知らない。
そして時代はこの映画とともに変わったと思う。
一つの時代がまた、終わったのだ。

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一雨ごとに春に近づいているとは言え、激しい温度差に体調を左右されてはいませんか?

以前トレーナーさんから怪我の回復のあまりの早さに驚いて
「まるで悪魔のような回復力だ!」
と褒められた(褒め言葉???)ことがあります。
今回も悪魔のように回復しております。
ギター、膝において、ちょっとずつポロンと始めました。

昨日はLOVEさんの『君は僕のセンユウなの?』と題されたライブを観に恵比寿リキッドへ。
渾身のライブ、お疲れさまでした!

今回は池畑潤二氏がドラム。
彼がドラムを叩く姿を見るのは本当に久しぶりだったので、懐かしき日々の記憶が走馬灯のように蘇ります。
若き頃の俺も彼も、エネルギーのすべてを出し切ることでしか自分を表現できない自爆タイプ。
毎回ステージの上でビートをぶつけ合うのは、喧嘩のようでもあり、スポーツのようでもあり。
ライブが終わった後、びっしょり汗でぬれた互いの姿を見つめ、「お疲れさん!」とにっこり笑ってくれる池畑さんが大好きだった。
またいつか一緒にやりたいな。
ルースターズもBOφWYもビートに生きて散った同胞。
そう、同じ戦場で戦った「戦友」かもしれません。

今日も冷たい雨。
しかし、雨の日曜日は嫌いではありません。
憂鬱を優雅に変える方法は、それぞれお持ちでしょう。

俺からのおすすめはこのCD。

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天才グレン・グールドの28歳の時の録音。
まるでブラームスの音階に合わせて、雨が降っているように感じる。
「ああ、このまま止まないでおくれ」
と、雨を見つめてしまう。







2010年3月 3日

* ひな祭り

クリスマスにツリーを

正月に正月飾りを

節分には豆まきを

あっという間にひな祭り。

「光陰矢のごとし」。

小さなお雛様と、可愛い手作り雛寿司。(by ひーちゃん)

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春の陽射しに包まれて、心和やかな一日でした。







2010年3月 2日

* もう少しの辛抱









レントゲンを撮っていただきました。










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結果は....


















問題なし!




ギブスから解放されました!




まだ包帯はしていますが、体全体のバランスがとりやすい。




ギターを弾くのはもう少し先ですが、確実に回復していると診断され、とても嬉しく思います。




YEAH!!!




2010年2月23日

* Getting better

約2週間経過した患部を診てもらいました。

まだ内出血やむくみはあるものの、順調に回復しているとのこと!

ギブスはまだ外せませんが、今日から少しずつ指を動かすリハビリを始めることになりました。

大いなる一歩です!

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みなさんのおかげです。

ありがとう!





今日は五輪中継に釘付けでした。

高橋大輔さん、織田信成さん、そして小塚崇彦さん!

本当に素晴らしいパフォーマンスでした。

心から感動しました。おめでとう!!!




小塚くんがフリーで使ってくれた『ギター・コンチェルト』は自分にとって思い出の曲です。

オーケストラとギター。

自分にとって、初めての挑戦でした。

レコーディングはロンドンで行われました。

重厚かつ壮大なオーケストラと向き合い、緻密なアレンジを壊すことなく、またその音圧にのまれることなく、
いかに自分のギターを奏でるか。

一音一音が甘美なスリルに満ちあふれ、震えるような瞬間の連続でした。

緊張感に満ちた「第一楽章」が終盤にさしかかると、作者のマイケル・ケイメン氏が顔を高揚させ指揮棒を振り上げ、ギターを弾いている俺に向かって

『カデンツァ! 』

と大声で叫びました。

その言葉の意味は知らなかったけど、俺には彼が

『もっと行け!自分の信じる音を魂でかき鳴らしてくれ!』

と叫んでいるように聞こえました。

その言葉に応えるように無我夢中で吠えるようにオーケストラに向かってギターをかき鳴らしました。

最後の音が消えると、マイケルは笑顔で俺に拍手を送ってくれました。



そして2010年。

4回転を見事に成功させ、なおも華麗に氷上を舞う彼の姿を画面で追いながら、自分はあの曲が生まれた瞬間を思い起こしていました。

その時の記憶と目の前で繰り広げられている映像がオーバーラップするような不思議な感覚に包まれます。

オーケストラと指揮者とギタリストだけではなく、フィギュアスケーターの彼もまたコンチェルトを奏でているのです。

舞うように奏で、奏でるように舞う。

『ギターコンチェルト』に合わせて彼が踊っているのではなく、彼に合わせて我々がコンチェルトを奏でている。

音楽が生き物のように呼吸し、風を切り、駆け抜けてゆく。

演技もクライマックスに近づき、最後の息をのむようなロング・スピンが始まったその瞬間。


『カデンツァ! 』


天国からマイケルの声が聞こえたような気がして、涙がこぼれました。



小塚くんは採点を待つ間、『ROCK A GO! GO! TOUR』の市松模様のタオルを握りしめていてくれました。

ツアーの初日に名古屋でお渡ししたものです。


「布袋さん!僕も頑張りましたよ!布袋さんも頑張ってください!」

とメッセージを送ってくれているようで、嬉しかった。


『ギターコンチェルト』に、またひとつ大切な思い出が増えました。

マイケルの家族も、きっと世界のどこかで、小塚くんの華麗なる挑戦を見つめていたと思います。


ありがとう。

小塚くん。

そしておめでとう!













本日はZEPP東京でのツアー・ファイナル公演が行われる予定の日でした。

この日を楽しみにしてくださっていた皆さん。

もう一度お詫びさせて下さい。

最高の夜をお約束しながら、実現できなかったこと、

本当に申し訳なく思っています。

ごめんなさい。


腕はまだギブスのままです。

一秒一秒が傷を癒す唯一の薬。

大切に使い、完治を目指します。

待っていて下さい。


ファイナルを迎えることができなかった『ROCK A GO! GO! TOUR』ですが、

参加してくれたすべての皆さんに感謝しています。


ありがとう...。


2010年2月14日

* 福岡公演

Zepp福岡公演を楽しみにして下さっていた皆さん。

期待を裏切る結果になったことをあらためてお詫びさせてください。

本当にごめんなさい。

いつか必ず、今夜の無念を音魂に込めてお返しします。

傷より心が痛い夜です。


そして暖かい励ましを送ってくださる多くの皆様に心からの御礼を申し上げます。

一言一言が胸に染み入ります。

本当にありがとう。

ありがとうございます。



2月10日。いつものような穏やかな朝でした。
娘と朝食をとり学校へ送り、
そのまま愛犬ルーリーと小さな蕾が今にも咲きそうな春も間近な公園を散歩して帰宅したのは9時過ぎでした。
そのまま庭でルーリーと戯れていたら、段差につまずきバランスを崩してしまい、
とっさに石畳に手と肘をついて身体を支えた際、両腕に激痛が走りました。
すぐに病院の形成外科に行きレントゲンを撮ってもらった結果、骨には異常なく胸をなで下ろしたのも束の間。
手首など複雑な部位に関しては専門医に診てもらうべきだ、との意見に従い、
音楽家の手の治療の権威でいらっしゃる先生を訪ね調べて頂いたところ
「左手関節、及び左肘関節の靱帯損傷のため1ヵ月間の安静加療が必要、また、その後数週間のリハビリ期間を要する」
と診断されました。
どうにか福岡、そしてファイナルの東京の2公演を無茶を承知で決行できないかと伺いましたが、
今無理をすれば必ずその後のギタープレイに支障をもたらす結果となる。
どんなドクターでも「ドクターストップ」をかけるだろう、とのことでした。


福岡、そして東京でのファイナル・ライブを楽しみにしていて下さっていたファンの皆様、
今ツアーを支えて下さっている数多くの関係者スタッフ、及びメディアの皆様、
素晴らしい演奏で僕を支えてくれるバンド・メンバーの皆様。

この度は多大なる御心配と御迷惑をおかけしますが、
しばらくの間、安静と治療に専念させて頂くことをお許し下さい。

必ずや完治し、一日も早く自分らしいプレイを皆様にお届け出来るよう頑張りますので、どうか御理解ください。

皆さん、本当に申し訳ありません。

布袋寅泰